平成24年2月17日 四日市ふるさとファームに行ってきました!

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三重県四日市市にある四日市ふるさとファームの依頼により、温室での出前講座が開催されました。四日市ふるさとファームは、代表である森一知さんが運営する団体で、「公害の街四日市」を「安全で安心な有機野菜の街」にしたい、という熱い思いで立ち上げられ、農業を営むだけでなく農業体験をさせるために若者を受け入れるなど、その取り組みもただの農家のものではありません。今回の参加者は、森さんと関わりのある農家や飲食店関係者、農機具販売関係者など総勢20名。想定していた倍の人数の方に来ていただきました。

講演したのは青年海外協力隊OGの磯川麻里さん。磯川さんは平成22年1月〜24年1月までウガンダで野菜栽培という職種で派遣され、ウガンダでは有機農業普及を図るNPOに所属し、現地では珍しいイチゴ栽培の普及やイチゴジャム作りの指導に携わった方です。その経験をぜひ聞いてみたい、という森さんからの依頼で今回の講座は実現しました。

10人くらいの参加者を想定していたため、パソコンを囲んで画面を見ながら…と考えていましたが、予想を大幅に上回る参加者の数!ちょっと無理はありましたが、参加者の方々になんとか温室内に入ってもらい、前半の1時間は、ウガンダでの生活、文化を中心とした体験談を聞いてもらいました。

農業に携わる方がほとんど、農業経験は磯川さんよりも長いという方もいらっしゃいましたが、日本とは農業に対する考え方、やり方、気候・風土が全く異なるウガンダで、しかも一般には知られていないイチゴ栽培の普及に取り組んだ磯川さんの話は、参加者にとって非常に刺激になったようです。

後半の30分はイチゴ栽培場に場所を移し、前半の話での質疑応答を交えながらイチゴ栽培や農業についての取り組みについて意見交換を行いました。

磯川さんの活動は、技術の押しつけではなくあくまで現地に寄り添いながら、現地に合ったやり方を提案し、現地の意見も聞きながら普及を図っていくもの。数多くの困難もありましたが、「最初からできないと思わず、とにかくチャレンジしてみる」という磯川さんの言葉に、参加者は感銘を受けていたようでした。

さまざまな課題を抱える日本の農業。磯川さんの話は、これからも困難克服を図るチャレンジングな参加者にとって、何らかのヒントになるものだったのではないでしょうか。

森さんから「日本を良くするために地域を素晴らしくするために、出前講座をもっともっと普及させてください」というお言葉を頂戴しました。国際協力出前講座は、学校や市民団体の国際理解のためだけの講座ではありません。協力隊の経験から地域の課題を考える。こんな活用の仕方はいかがですか?さまざまな団体からのお申し込みをお待ちしております!

(文:JICA三重デスク 三輪田貴)