ブラジルと日本の架け橋に!!−日伯交流100周年・現職教員特別派遣制度(日系)で先生たちがブラジルへ−

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本年度より創設された、現職教員特別派遣制度(日系)をご存知ですか? 新聞などでも話題となった、「現職の教員として活躍されている先生方が、ブラジルで2年間ボランティア活動をしながら現地の文化や言葉を学ぶ」というJICAボランティアのプログラムです。帰国後は、日系ブラジル人をはじめ外国人の多い教育現場で、経験を生かした教育の実践、ひいては地域の多文化共生への貢献が大いに期待されています。
日系ブラジル人の方が多く住むこの中部地域では、教育現場での多文化共生が喫緊の課題です。JICA中部では、日系ブラジル人生徒数が激増している中部の教育現場に本制度が有効であることを深く認識し、積極的に広報活動に取り組んでいます。
初年度となる今年、見事合格された方々は、8月に短期ボランティアとして約3週間派遣され、ブラジル全土に散らばって活動します。現地の日系人経営の小学校はどんな状況なのか、どんなニーズがあるのかを調査し、来年度の本派遣に備えます。7月中旬にJICA中部にて行われた事前研修にて、短期ボランティアに参加される先生方に、以下3つの質問をしました。

<先生たちへの3つの質問>
1. なぜこの制度に応募しましたか?
2. ブラジルに行ってやってみたいこと、目標など
3. ブラジルに行った経験を教育現場にどうやって還元しようと思いますか?

○愛知県・男性教諭
1. 自分自身がブラジル人と関わることが多く、今回の制度に参加することでプラスになることがたくさんあると感じたから。
2. たくさん学ぶ!!言葉・文化を知る!
3. 日本・ブラジル双方の文化を知った上で、一人でも多くの人と協力できる現場づくりの一端を担いたい。

○愛知県・男性教諭
1. 以前から青年海外協力隊に興味があった。海外で生活しながら教育に関わることができるいい機会だと思った。何事も経験が大事。一度きりしかない人生だから、少しは人と違ったことをしてみたいと思った。自分が何か少しでも役に立つことがあれば、手伝いたいと思った。
2. 何にでも挑戦して、ブラジル文化をたくさん吸収する。ポルトガル語を覚えて、ネイティブのように会話できるようにする。現地の人と交流して楽しい時間を過ごす。自分が今までの経験で得た知識や技術を現地の子どもたちに教える。
3. ブラジル人と教育現場をつなぐ役割をする。自分が得た経験を生かして、ブラジル人だけでなく、地元の子供たちの国際理解教育に貢献する。教育現場だけでなく、地域にもいろいろな形で還元する。職場の同僚などにも情報を発信し、現職教員特別参加制度について興味を持ってもらう。

○愛知県・男性教諭
1. 最初は上司からの勧めでした。そこからブラジルのことを調べるうちに、ぜひ参加したいなと思うようになりました。自分で実際にブラジルに行って、現地の人と触れ合うことで、普段日本で生活しているだけでは気付かない学べないことを得られたら良いなと思っています。
2. 子供たちとまずは一緒に活動したいです。言葉の難しさはあると思いますが、それ以上の気持ちを持ってブラジルの人のことを理解するとともに日本人のことも知ってもらいたいと思います。
3. 日本の子供たちには自分の体験したことを伝え、ブラジルから来た子たちには、その子たちの育ってきた文化のことを考えながら接していきたいです。

○愛知県・女性教諭
1. 外国の子どもたちと一緒に勉強をしてみたかった。それから、日本の子供たちにも外国の子供たちの様子や文化を伝えたいと思ったから。
2. 日本にある楽しい行事や遊びなどを一緒に体験したい。
3. 体験したことを子供たちに話すことで、ブラジルのことや日系人のことを知ってもらい、周りのいろんな人達を認め合う心の大切さを伝えられたらと思う。また、日系の子たちのいる学校で働くことになったとき、この経験を生かし、その子たちと関わっていけたらと思う。

○愛知県・女性教諭
1. 現職のまま行けるから。ブラジルの文化を知りたかったから。日本の文化を伝えたかったから。ポルトガル語を話せるようになりたかったから。
2. 生の日本語を聞かせる、教える。日本の文化を伝える。ポルトガル語を習得したい。
3. 教師と(日系ブラジル人の)保護者間の架け橋になりたい(教師の思いを保護者に伝えるのが難しいので)。ブラジルを知らないブラジルの子どもにブラジルのことを教えてあげたい。

○静岡県・男性教諭
1. 私の出身地(静岡県西部)には多くの日系人が生活をしています。教員となって日系人の指導にあたって、もっと彼らのことを知る必要や、彼らに指導するためには自分自身のスキルアップが必要だと感じていました。ブラジルでの日系人の生活や教育を実際に目にし、体験することで、今後の指導に役立てたいと思い応募しました。
2. 得意分野である体育を通したコミュニケーションをとること。日系人社会(ブラジル社会)の様子やそこから日本に来ている日系人についてよりたくさんのことを学ぶこと。
3. ブラジル人生徒への指導に活かしていきたい。日本人生徒にブラジルの生活や世界での日系人の生活などを伝えていきたい。

みなさん、ぜひがんばってきてください!

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日系社会青年ボランティア研修