ホップ、ステップ、国際協力!

【画像】左近充 直人さん

JICA 地球環境部森林・自然環境保全第2課職員、前JICA中部 研修業務課
左近充 直人さん

 皆さん、ご無沙汰しています。昨年の春までJICA中部でメールマガジンの編集や、研修員の受け入れ事業などを担当していた左近充直人です。私は今、JICAの地球環境部という部署で、ラテンアメリカやアフリカの国々の森林・自然環境保全分野の担当をしています。就職活動が本格化してくる時期でもあるので、今日はこの場をお借りして、私が国際協力に携わるようになったきっかけをご紹介したいと思います。

ホップ、ステップ、国際協力!

 サッカー好きの私は、ワールドカップに様々な国が参加していることから海外のことに興味を持つようになり、高校生の頃には、海外での紛争に関するTV報道などを見て漠然とした問題意識を持つようになりました。
 大学生になって、「自分も何かしら世界に貢献できるようになりたい」と、夏休みにNGOが主催するボランティアワークキャンプに参加するのですが、夏休み中の遊び心が多分に先行し、選んだボランティアは『イタリアで海岸のごみ拾いをする』というなんとも余暇の楽しさが想像されるものでした。しかし、この遊び心が功を奏したと思っています。案の定、楽しかったのです。
 ごみ拾い後の水遊び、美味しいイタリア料理、イタリア人とするサッカー、その全てが魅力的でしたが、最も印象に残っているのは、現地の人々が自分の住んでいる地域を愛し、みんなで地域をよくしていこうというポジティブな雰囲気でした。そして、今考えると少し強引かもしれませんが、このポジティブな印象と、それまで抱えていた世界の諸問題に対する漠然とした問題意識が単純な私の中でつながり、国際協力の仕事をしたいと思うようになったのです。

海外のことも日本のことも自分のことも

 そして、実際にJICAで働いてみて、まさに「世界の諸問題に対して、みんなでよくしていこう」という仕事に携わることが出来ていると感じています。「日本で学んだことを活かして、こんなことをしたい」と目を輝かせる研修員や、「ここはどうすればいいんだ」と日本人専門家を捕まえて離さない海外のプロジェクトの技術者を見ると、この仕事を選んでよかったと思うと同時に、彼らの努力に応えるために、私自身がこの仕事を通して何をすべきか、ということを考えさせられます。
 特に、現在私が所属している地球環境部は、発展と環境保全の両立を目指すプロジェクトを多く担当している部署で、地球温暖化をはじめとする環境問題に取り組む必要があるのは、日本も同じです。現地のプロジェクトの問題と、自分の生活の繋がりを考えさせられることが少なくありませんし、海外のことを見ながら、日本は、自分はどうすべきなのか考えることは大事だと思っています。
奇遇なことに、2月24日にゴリラの住むアフリカ・コンゴ河流域の熱帯雨林の保全に関するシンポジウムを東京で開催します。皆さんも、コンゴの熱帯雨林とご自分の生活の繋がりについて考えをめぐらせてみませんか?
→詳細は関連リンクをごらんください。

「絆」深まる新JICA中部!

 海外のプロジェクトを担当するようになり、現地に出張することが多くなりましたが、コスタリカに出張したときのこと、初めて訪れた街角で「あ、サコンジューさんじゃない!?」なんて声をかけられたので、びっくり仰天しました。ばったり遭遇したのは、2年前に静岡で環境教育の研修に参加した研修員でした。何たる偶然!しかし、海外を出張すると、さすが街角で遭遇するのは珍しいですが、相手国のキーパーソンがJICAの研修で来日した経験を持っていることが珍しくありません。彼らは今でも日本での研修を高く評価し、同僚や部下を日本に行かせたいと言ってくれます。日本と彼らの「絆」を強く感じます。
 新JICA中部は、従来の研修員の宿泊施設としての機能と、市民の皆さんが国際協力を身近に感じられる「地球ひろば」としての機能を併せ持つJICAで初めての施設になります。市民の皆さんが研修員の皆さんと触れ合うこともきっと多くなるでしょう。日本の皆さんと研修員の皆さんの「絆」はより深いものになるに違いありません。皆さん、新JICA中部のオープンを楽しみにしていてください!

関連リンク
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ガーナ:森林保護区周辺に住む人々

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ベトナム:地方農村の子どもたち