「こんな形だったら、私も協力できそう」肩の力を抜いて、楽しくフェアトレードで国際協力を実践!

【画像】木村瞳さん

フェアビーンズ なごや地球ひろば店 店長
木村瞳さん

 6月1日にオープンしたなごや地球ひろばには、身近な「買物」を通してできる国際協力として「フェアトレード」を紹介するスペースがあります。ここでは、青年海外協力隊などJICAボランティアが関わる途上国の製品の紹介のほか、フェアトレードの食品や雑貨などを販売しています。これら製品を通して、世界と私たちの暮らしのつながりを感じてもらい、気軽に国際協力を実践できるショップとして、オープン以来、数多くの人々が訪れています。今月はその「フェアビーンズなごや地球ひろば店」看板娘の木村瞳さんをご紹介します!

6月のオープンから4ヵ月が経ちましたが、お店を運営していてどのような感想をお持ちですか。

 この半年足らずの間に、フェアトレードに興味のある学生さん、映画を観に来てたまたま寄っていただいたお客様、ご近所の方に、そして遠方からわざわざ来ていただいた方など、ほんとにたくさんの方にご来店していただきうれしく思っています。皆さまそれぞれが、いろいろなご経験をお持ちで、お話を聞くのがとても楽しみなんです。ただ残念なことに、お顔を覚えるのが得意ではないので、ほかのイベントなどで話しかけていただいてもすぐに思い出せないことがあり申し訳ない思いでいっぱいの時もありますけど…(苦笑)。それだけ多くの人にお店に来ていただけたことに感謝ですね。

木村さんがフェアトレードに関心を持ったきっかけは何だったんですか。

 自分がいったい何がしたいのか、興味があるのかを絞るために、名古屋NGOセンターで受講した研修で都合がつく限りいろいろな分野の講座に申し込みました。環境・女性の地位向上・貧困・格差社会、いろいろなテーマで話をしました。どれもちょっとやそっとでは解決できない難しい問題だと思ったんですが、フェアトレードという仕組みだけは「買い物」を通じてということもあり身近に感じられたんですよね。こんな形で、私も協力できそうだと。ビジネスとしての取り組みなので、より多くの人が少しずつ関わるだけで大きな変化が得られる気がするんです。そして何より、肩の力を抜いて楽しく海外の人々に関われると感じたことがきっかけでしょうか。

インドネシアにも留学されていたんですよね。

 語学留学と称して(笑)、すごくよい時間を過ごしていましたよ。もちろん、勉強もすごく頑張りましたが、放課後には友達とごはんを食べに行き、お買い物をし、寮でお月見をしながら恋愛話に花を咲かせたこともありました…なつかしいです。ムスリムの友達と一緒にラマダン(断食)体験もしましたね。宗教が生活に深く溶け込む異文化の中で、旅行ではなく生活として滞在できたのは、とても刺激的であり、人生の宝物になりました。

名古屋NGOセンターが主催している「NGOスタッフになりたい人のためのコミュニティカレッジ(通称:「Nたま」NGOのたまごの意)に参加されたきっかけはどんなことですか。

 インドネシアから帰国して仕事を探すときに、まず「小さなことでもいいから、世界の歪みを正せる仕事がしたい」と思いました。でも、いったい自分に何ができるのか分からないし、相談できる人脈や社会貢献しているNGO、まったく心当たりがなく困っていました。そんな時に、ネットでいろいろ検索していて、Nたまを知ったんです。「これだっ!」って思いましたね。そこでは、私と同じように熱い思いはあるものの行動に移せずいた人、すでに自分で活動を始めていてさらに広げようとしている人に出会えたことに心強さを感じました。現在勤務している(有)フェアトレーディングの林口さんに出会えたのもここですし、現在私を支えてくださっている多くの人もこの研修からです。いわば、私にとっての「始まり」の場所なんです。

このフェアビーンズなごや地球ひろば店は、協力隊などJICA事業に関する紹介などもしていただいていますが、ショップを企画する上での楽しみなどを教えてください。

 青年海外協力隊OBOGの方から、現地の現状や商品にかかわる苦労をお聞きできることが楽しみですね。おかげでずいぶんアフリカ大陸の国と場所を覚えられましたよ。ただ、すべての方の商品をおけるわけではないのが難しいところです。苦労されて商品化されたのですが、物理的なスペースの問題、お客様のニーズもありますからね。でも、商品の背景や隊員さんからの話をお客様にお伝えするなどして、JICAボランティアの方々の活動をご紹介していけたらいいなと思います。

現在、フェアトレードの大型イベント「JICA中部フェアトレード・カレッジ」を準備中ですが、木村さんのおすすめはどんなところですか?

 全6回のイベントを企画しています。どの講座の講師もお話が上手で楽しく学んでいただけると思いますよ。特に注目は、11月15日の第1回フェアトレード入門。これからフェアトレードを始めようという方も、分かっているようでよく分からないなと思っている方も何かきっかけをつかんでもらえるはず!まずはここから!っていう講座ですので、ぜひご参加ください。それから、12月5日のフェアトレード・ファッションショーも楽しみのひとつです。私の大好きなPeopleTree(※1)となごや地球ひろばサポーター原田(さとみ)さんのペネロープ・エシカル・ペティヨンの服が登場します。きっと皆さんのフェアトレードのイメージが変わると思いますよ。

今後、どのようなショップにしていきたいですか。

 おいしいだけじゃない! コーヒー好きなお客様に、一目置かれるフェアビーンズ。
フェアトレードなだけじゃない! 雑貨好きなお客様が、ついつい足を運んでしまう品揃え。
…こんな感じのお店ですね(笑)

ありがとうございました。

 こちらこそ、ありがとうございました。

注*1 People Tree:代表サフィア・ミニー氏を中心に設立されたNGO団体「グローバル・ヴィレッジ」の、フェアトレード事業部門「フェアトレードカンパニー株式会社」のブランド名。アジア・アフリカ・南米の約15ケ国、50団体の生産者パートナーから、それぞれの特徴を活かした衣料品やアクセサリー、食品、雑貨などを販売している。フェアビーンズなごや地球ひろば店でも取り扱いがある。

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