【11月号】すぐそこから世界につながる

【写真】金井塚文人(かないづか ふみひと)さん 愛知県名古屋市在住名古屋市中村区役所まちづくり推進室
金井塚文人(かないづか ふみひと)さん 愛知県名古屋市在住

名古屋市中村区に所在するJICA中部は、11月13日に中村区役所と国際理解・協力活動に関して連携し、地域社会の発展に寄与することを目的とした覚書に署名する予定です。今回は、中村区役所の担当者として連携に係る協議を取りまとめに当たられた中村区役所まちづくり推進室の金井塚文人さんにお話を伺います。
(聞き手:JICA中部 総務課)

自己紹介および名古屋市職員になられたきっかけ、動機について教えてください。

アメリカで泊めてもらった農場にて(学生時代)

はじめまして。中村区でイベント企画運営や広報、渉外などまちづくりに関する業務を担当している金井塚といいます。今回は、国際交流・貢献や多文化共生が進むことが、区民・市民の方の生活を豊かにしてくれるのではないかと考え、覚書の締結に携わらせていただいております。
特に、国際交流に特化した仕事をしているわけではありませんが、学生時代、短期のホームステイをしたり、バックパック一つ背負っていろいろな国を巡ったりしてきたので、国際交流については関心をもって仕事をさせてもらっています。

中村区まちづくり推進室はどのような活動をする部署ですか。

まちづくり推進室は、主にソフト面でのまちづくりを進めております。歴史文化、緑化、人権など、その範囲は幅広くなっております。
多文化共生という点では、中村区は市内で唯一のモスクがあることから、今年度は「ムスリムとの共生」というテーマでイベントを開催するよう準備を進めております。

まちづくり推進室での活動でのエピソード・苦労話や活動時に心がけていらっしゃることがあれば教えてください。

最近の私

普段、心がけているのは、イベントは「とにかく面白く!」、広報は「とにかくインパクト!」です。
やるからには、どんな催しも来てもらった方に「来てよかった!」と思ってもらわなければいけません。面白いコンテンツを用意するために、出来るだけいろいろな方(学生、民間企業、行政機関、NPOなど)と協力して、専門的な力を活かしていただくようにということも心がけています。

また、どんなにいいイベントを企画しても、行政や公的機関が主催するというだけで、「つまらなそうだ」というイメージを持たれるものです。
今回の「ムスリムとの共生」も堅いイメージのテーマですが、そういうイメージを打ち破って「これに行ってみたい!」と思ってもらうことも大切だと思っています。

今回の覚書署名の経緯や目的、今後の展開や期待することを教えてください。

JICA中部で行われた盆踊りにて

昨夏、愛知大学とJICA中部にご協力いただき、「子ども探検隊」というイベントを当区で企画し、JICA中部を訪れさせていただきました。その際、スタッフの皆さんが非常に情熱的で、用意していただいたプログラムも素晴らしく、ぜひ多くの市民の方にこうした活動にふれて欲しいと考えました。それが、今回の覚書の締結を提案させていただいた出発点です。

ウガンダで仕事をする弟

日本は島国で、他の国まで行こうと思うと少し大変です。でも、名古屋駅の近くにはJICA中部や名古屋国際センターがあり、愛知大学にも多くの留学生の方が来られています。外国の方には、名古屋の魅力を知って欲しいですし、ぜひ多くの市民の方が、実際に外国の方と交流し身近な存在に感じて欲しいです。私事ですが、私の弟はJICAの専門家としてアフリカのウガンダで仕事をしています。アフリカで仕事をするのは大変だと思いますが、とてもやり甲斐のある仕事だそうです。この中村区からも、連携事業を通じて世界にふれた若い人たちが、世界の人たちのために働いてくれるようになると嬉しいことだと思います。

ありがとうございました。今回の覚書署名を機に、国際理解の促進や地域のまちづくりの推進がより活発なものとなりますよう連携を進めてまいります。