【5月号】「お買い物で社会参画!Think globally, act locally」

【写真】北奥 順子(きたおく じゅんこ)さん 愛知県名古屋市出身、在住有限会社フェアトレーディング フェアビーンズなごや地球ひろば店
北奥 順子(きたおく じゅんこ)さん 愛知県名古屋市出身、在住

今回は、フェアトレードショップ「フェアビーンズなごや地球ひろば店」で店長をされている北奥順子さんにお話を伺います。
(聞き手:JICA中部 市民参加協力課)

はじめに、自己紹介をお願いします。

企画している参加型座談会「KSY」。ネーミングは運営メンバーの頭文字をとっています。

フェアビーンズは、(有)フェアトレーディングが運営するフェアトレード雑貨&ビーンズショップです。普段はここで店長として働いていますが、国際理解教育に取り組む市民活動団体「なごや自由学校」の運営委員、名古屋NGOセンターが主催する「市民と政府のTPP意見交換会名古屋実行委員会」の実行委員などもしています。また、同じ思いを持つ仲間と一緒に、さまざまな社会問題について考える座談会を定期的に開催しています。

フェアトレードに携わったきっかけ、またこれまでの国際協力にまつわるご経験についてお聞かせください。

Nたまのフィールドワーク(1)インドのNGOを視察し社会構造を読み解く研修。

なんとなく興味のあった国際協力。しかし実際に活動をされている方々のお話を聞くうち、「何故世界では貧困問題や飢餓がなくならないのか」という疑問を持つようになりました。
同時に、自分らしい国際協力との関わり方を見つけられずにいた時、当時の国際協力推進員さんに、名古屋NGOセンターが主催する「次世代のNGOを育てるコミュニティ・カレッジ(通称:Nたま)」を教えていただき、「これしかない!」という気持ちで半年間受講しました。そこで「南北問題」や「構造的暴力」という言葉や、自分自身がその構図の中に居ることを知ります。「何故世界では貧困や飢餓がなくならないのか」というかつての疑問の答えの一つに「社会の構造」があると感じ、先進国の人たちにアプローチすることで問題解決に繋げたいと考えるようになりました。

北奥さんがモットーとされている国際協力に対する考えや姿勢などがあれば教えてください。

Nたまのフィールドワーク(2)国内のホームレス支援をする団体の炊き出しに参加。足元の課題を考える研修。

Nたまを経て、かつての疑問に対し私なりに出した答えは、自分たちの生活が何らかの犠牲の上に成り立っている限り、問題は解決しないのだということ。自分の行動が社会とどう繋がっているのかを考えた上で日常の選択をしていくことで、世界は変わっていくと信じています。フェアトレードは「自分の蒔く種を自分の責任として刈取る仕組み」であり、お買い物は「目指したい社会に1票投じる手段」ではないでしょうか。責任を持って真摯に社会と関わる姿勢が、国際協力に繋がるのではないかなと思っています。

今月はフェアトレード月間ですね。

毎年5月の第2土曜日は、世界中でフェアトレードをアピールする「世界フェアトレードデー」です。そのことから5月はフェアトレード月間として、各地でフェアトレードにまつわるイベントが企画されています。名古屋でも沢山のイベントが企画されていて、楽しみながら世界のことを考えるきっかけに溢れています。

市民の皆様へのメッセージをお願いします。

なごや地球ひろばにお越しの際は、是非フェアビーンズにもお立ち寄りくださいね!

なぜ社会にフェアトレードという仕組みが必要になったのか、その背景を考えてみて欲しいのです。考えることを途中でやめないでください(これは自分への戒めも込めて!)。世界で起こっている問題は、私たち自身に繋がっています。世界のことを考えて、今日のお買い物を選んでみてください。そしてなごや地球ひろばにお越しの際は、是非フェアビーンズにもお立ち寄りいただけると嬉しいです!