【11月号】「やさしさ満ちる料理で国際協力を伝えたい」

【写真】片岡 浩司(かたおか こうじ)さん 愛知県名古屋市出身、愛知県北名古屋市在住カフェ クロスロード
片岡 浩司(かたおか こうじ)さん 愛知県名古屋市出身、愛知県北名古屋市在住

写真:片岡浩司さん ランチバイキングでホンジュラス料理を提供しました。

今回は、カフェ クロスロードでホール主任をされている片岡浩司さんにお話を伺います。
(聞き手:JICA中部 市民参加協力課)

はじめに、自己紹介をお願いします。

JICA中部内にある体験型施設「なごや地球ひろば」に併設するレストラン、カフェ クロスロードにホール主任として勤務し、JICAの海外研修員をはじめ多くのお客様に料理のおもてなしをしています。世界各国、幅広い世代のお客様と接する中で、丁寧な言葉遣いを心がけ、ホール内を接客で駆けめぐる毎日を過ごしています。学生時代には、当時名古屋市名東区に所在した旧JICA中部に3年半アルバイトでフロント業務を行っていました。

国際協力に携わったきっかけ、またこれまでのご経験についてお聞かせください。

メキシコの衣装に身を包み

大学時代にスペイン語学科に在籍し、スペイン語を学んでいた時、名古屋市のあるNPO法人がスペインのベンポスタ子ども共和国のシルバ神父を招いた講演会に参加しました。福祉施設を神父が視察する際に、通訳の方が急に来られなくなり、私が代役で通訳として同行しました。その視察中、福祉施設でパン製造を行う男性が傍らの女性と手をつないで「僕たち結婚する!」と神父に宣言をしたので、私が通訳すると、神父は「おめでとう!しっかり働こう、と告げて」と満面の笑みをみせました。
スペインで子供の自立支援に尽力する聖職者が分け隔てなく日本人と接する姿を見て、外国語を交流の手段にすることの重要性について思い知らされました。

メキシコの研修員さんと、同窓生でもあるスタッフと

その後、出版業界に就職し、取材や編集に充実感を覚える一方、飲食サービスの現場でも腕を磨きました。そのような中、2009年に移転し新しく開設したJICA中部のレストランに参加する機会を得、十数年ぶりのスペイン語を現場で体を動かしながら学ぶ日々を過ごし、現在に至ります。

片岡さんがモットーとされている国際協力に対する考えや姿勢などがあれば教えてください。

ネパール地震復興支援メニューはネパール風マトンカレーを提供いたしました。

バトンを次に渡すことです。これは以前JICA中部の現場で活躍され、現在はヨルダンで活動されている方がおっしゃっていた「開発教育とは、バトンを次の世代に渡すこと」の言葉に刺激を受けてのものです。例えば、皆さんが仲間と囲むテーブルは、ただ食事をするだけでは無く、交流を深める場として用意されていると思います。「食を通じた国際交流」をサポートするカフェのホール主任として、カフェに来られた方々に対して心地よい空間をバトンにして手渡すために、お食事が済んだお皿を察知したら速やかにお下げして、広々としたスペースで様々な方とコーヒーなどを片手に話に花を咲かせて欲しいです。