【1月号】「NGOとともに世界を変えよう!」

【写真】門田 一美(もんでん ひとみ)さん 宮城県出身、愛知県在住特定非営利活動法人名古屋NGOセンター
門田 一美(もんでん ひとみ)さん 宮城県出身、愛知県在住

今回は特定非営利活動法人名古屋NGOセンターの門田一美さんにお話を伺います。
(聞き手:JICA中部 市民参加協力課)

はじめに、自己紹介をお願いします。

COP10開催時に国際会議場のブースで行ったワークショップ

名古屋NGOセンターの職員として、2004年から勤務しています。NGOや市民、企業などから寄せられる相談に対応する「NGO相談員」。また、NGOの声を政府機関に届けたり、NGOや国際協力にかかわる政策に対して提言を行う「政策提言」、ホームページや募金サイトの運営、NGOが海外の支援先を訪問するスタディツアーに関する事業など、多岐にわたる活動を担当しています。

国際協力に関心を持ったきっかけ、またこれまでのご経験についてお聞かせください。

Nたま生向けの講座

中学生の頃、ソマリアの少年兵にインタビューをするテレビ番組を見て衝撃を受けた記憶があります。自分と変わらない年齢の子どもが、兵士として戦わされているという現実に驚きました。その後は、漠然と国際協力に関わりたいと思い続け、大学3年の頃、スタディツアーでベトナムに行き、路上生活をしていた子どもたちの保護施設などを訪れました。そこでは、一緒にバレーボールをして遊んだ自分より年下の男の子が、欧米の観光客の男性に買春されていたという現実も聞きました。一緒に遊ぶくらいで何もできない自分を突き付けられて帰国しました。
帰国後、野宿生活をされている方の夜回りに参加したり、栄で働くフィリピン人女性たちが抱える課題を聞き、DV相談の現場に同行させて頂いたりしました。日本にも世界にも課題は山積み・・・。なぜ日本人が海外に行って、支援活動をする必要があるのだろうと思うようになりました。

Nたまで訪れたインドの農村での研修(写真中央)

ちょうどその頃、名古屋NGOセンターが主催する「NGOスタッフになりたい人のための研修(Nたま)」に参加し、(特活)ソムニード(現・ムラのミライ)が活動するインドに行きました。
インドでは、村の良いところや課題を、文字を読めない人も含めて村人皆で話しあうための様々な工夫や、現地スタッフの姿勢からNGOに必要なスキルは何かといったことを学びました。
帰国後、(特活)レスキューストックヤードが名古屋市内で行っている防災ワークショップに参加しました。インドとの状況の違いはありますが、同じように地区の良いところ、課題を地域の人々自身が把握することに重点が置かれた活動でした。海外でも日本でも、誰もが自分たちの生活向上のために自分自身で考え、話し合うこと、それを促進するNGOの役割に、共通点があることを学びました。
そして、日本人による海外での支援活動について、思い切って、ソムニードスタッフでインドに長く在住されている方に「なぜインドで活動をするのか」と尋ねてみました。そうしたら、「たまたま」「日本にいても居場所がないから(笑)」という答えが・・、それまで考えすぎて気負いしていた自分に気づきました。出会った場所や人を大切に活動して行こうと思い、現在に至っています。

市民の皆さんへのメッセージをお願いします。

自分が感じた「なぜ?」の気持ち、「ちょっと嫌だな」と感じた世の中の仕組みを掘り下げることで見えてくるものがあると思います。どのNGOも、関心を持って、来てくださる方は大歓迎です。自分の思いをNGOのスタッフや活動現場で聞いてみてください。次への糸口が見つかると思います。