名古屋モード学園「MODE EVENT WEEK 2017」の優秀作品にJICA賞を授与!

2017年2月22日

MODE EVENT WEEK 2017のテーマはSDGs!

廃材を利用した創作インテリア

学校法人・専門学校名古屋モード学園が毎年実施している、学年集大成の作品展「MODE EVENT WEEK(MEW)」。2017年のMEWはJICA中部との連携事業として実施され、テーマは「私たちが未来をつくる!広めよう、伝えようSDGs!」。持続可能な開発目標SDGsの17の目標の中から各グループが1つを選択し、その目標に対して【誰もが住みやすい、取り残されない社会】に向けて自分達ができること、イメージする社会を作品にするという課題に、卒業前年度の学生たち6学科総勢127名が取り組みました。

JICA中部の関わりとしては、10月のテーマ発表でSDGsについて紹介した後、学生たちはなごや地球ひろばの訪問プログラムを利用してSDGsや世界の現状・課題について学びました。世界全体で取り組むSDGsの奥深い概念を、アートの分野でわかりやすい形で表現するという難しいテーマでしたので、どんな作品が仕上がるのか楽しみに2月の発表を待っていました。

クオリティの高い作品の数々に感銘!優秀作品にJICA賞を授与。

フェアトレードを推進するアイドル達が集合

審査員にブランドコンセプトをプレゼンテーション

JICA賞金賞の表彰

発表の当日、2月18日(土曜)は、JICA中部から2名が審査員として参加し、6学科の合計20作品を拝見しました。ファッションビジネス学科、インテリア学科、グラフィック学科の作品は展示形式で、スタイリスト学科、メイク・ネイル学科、ヘア・メイクアーティスト学科の作品はショー形式で発表されました。学生なりに世界の現状や課題について考え、それを解決するための提案をそれぞれの学科毎の手法で工夫して表現されていました。独創的で芸術性の高い作品が数多くあり、金・銀・銅のJICA3賞をどのグループに授与するか、非常に悩ましかったです。

銅賞はスタイリスト学科の1グループが受賞しました。SDGs目標10の「人や国の不平等をなくそう」に対し、「アイドル活動中!ハーブティースタイルで広めようフェアトレード!」というコンセプトの作品です。誰もが気軽に参加できるフェアトレードについて、明るく前向きな雰囲気で伝える工夫とショーでの表現が印象的でした。

銀賞はファッションビジネス学科の1グループが受賞。SDGs目標11の「住み続けられるまちづくりを」に対し、シリアの伝統と繊細さを世界へ発信するMICROというアパレルブランドを提案した作品です。ファッションビジネスを通じてシリア現地の生活向上、ひいては誰もが住みやすい街にしていきたいというコンセプトと、それをブランド展開まで落とし込んだ完成度に感銘を受けました。

堂々の金賞を受賞したのは、インテリア学科の3グループ。SDGs目標12の「つくる責任、つかう責任」に対し、廃材を加工することで新たな価値を生み出すUp Cycleのコンセプトを取り入れたインテリアブランドを提案した作品です。価値がなくなり捨てられるだけになった廃材を加工してインテリアにし、欲しい人に買ってもらう。廃材を安価に入手することで原価を抑え、利益の30%を開発途上国に寄付する。関わる誰にとってもwin-winの好循環を生み出すブランド提案はリアリティがありました。また、よく考えられたコンセプトに加え、創作されたインテリア自体も素敵なアート作品となっており、総合的に卓越した作品として評価させていただきました。

今回のMEW2017では作品の質の高さに感銘を受けたのと同時に、制作の過程で学生たちが与えられたテーマについて真剣に考え、取り組んできた様子もひしひしと感じられました。彼らがこれから社会に出た後も、「私たちが未来をつくる!」という熱い想いや意気込みを持ち続けて、世界で活躍してほしいと思います。

なお、今回のMEW2017の作品の一部を、追ってなごや地球ひろばで展示する計画もあります。その際には是非たくさんの方にご来館いただき、未来に繋がる若い力を感じていただくことを期待しています。