ブラジル「自動車部品分野のための持続的な技術強化」研修を行いました

2017年6月30日

視察先企業での講義

工場見学後の集合写真

研修終盤の成果発表会

閉講式でのドリヴェイラ在名古屋ブラジル総領事

閉講式での記念写真

世界有数の自動車生産拠点となったブラジル。2016年の生産台数は242万台と世界第9位です。
ブラジル政府は自動車産業の継続的な発展に取り組んでいる一方、自動車部品の品質、価格、納期の水準にはまだ改善の余地があります。

同課題に対応すべく、5月17日から約1ヶ月間、JICA中部において「ブラジル・自動車部品分野のための持続的な技術強化」研修を実施しました。

今回、研修員として参加した13名の方々は、「自動車部品工業組合」のコンサルタント6名、「サンパウロ州職業訓練学校」の自動車部品専門教官5名、「全国工業関係職業訓練機関」の教官2名です。既に豊富な実務経験と知識があるプロフェッショナル揃いのメンバー構成となりました。

なお、本研修は、2014年の安倍総理のブラジル訪問時に発表された「安倍総理のブラジル訪問に係る日伯戦略的グローバルパートナーシップ構築に関する共同声明」に基づく人材育成の一環として実施されたものです。


この研修は、アルナウド・カイシェ・ドリヴェイラ在名古屋ブラジル総領事との面会に始まり、自動車部品メーカー等の製造現場を多く訪問しました。研修員は訪問したそれぞれの製造現場で、どのように製品の品質管理・生産性の向上に取り組んでいるのか、どのように技術者を育成しているか等実践的な事例や工夫などを積極的に見聞きし、そしてブラジルでの応用を真剣に考えていました。

研修終了時には、研修員からは以下のような感想がありました。

・この研修では、企業経営にとって基本的な、規律、チームワーク、自主性、教育訓練など、コンサルタントにとって大事なことを明確に教えてくれた。日本で習得したことと、自分の知識を駆使してコンサルタント業務に採用・適用したい。(自動車部品工業組合コンサルタント)

・日本のものづくりのコンセプトは理解していたが、日本の企業を訪問して、ものづくりへの理解をより深めることが出来た。特に、製造プロセス、企業組織における日本文化の影響を感じることが出来た。帰国後は、広く利用できる教材の作成や短期講習会等を通じて、日本のものづくり(生産性向上、人材育成等)について伝達したい。(サンパウロ州職業訓練学校の専門教官)

そして、研修終了時の閉講式にも出席いただいたドリヴェイラ在名古屋ブラジル総領事からは「ここで皆様が学ばれたことがブラジルの自動車産業の発展に貢献されるよう願っております。JICAとブラジルの職業訓練機関との伝統的な協力体制が、このプログラムを通していっそう強化されるとともに、今後新たな取り組みが実現されるよう願っております。」とのご挨拶を頂きました。

今後ますますのブラジル自動車産業の発展が期待されます。

また、最後になりましたが、本研修の実施に多大なご協力をいただきました関係者の皆さまに、この場を借りて厚くお礼申し上げます。