【JICAボランティア活動記】「共に動く。インドネシアで学んだ大切なこと」

2017年7月24日

■写真:丹羽 俊策さん:上段右から三人目(村での手芸工作講習会時)

丹羽 俊策(にわしゅんさく)さん
平成26年度3次隊・インドネシア共和国
コミュニティ開発
愛知県犬山市在住

「憧れを実現に」

国際協力に興味関心を持つようになったのは、高校生の頃。大学で国際協力の勉強をしつつ、同じ興味・関心を持った仲間と、様々なことにチャレンジしてきた。昔から憧れであった「青年海外協力隊」。自分にはきっと無理だろうと思いながら過ごしたが、大学卒業後、会社員生活を送り漠然と夢を諦め切れない思いがよぎった。そんなある日、周りの友人がどんどん協力隊にチャレンジしていく様を見て、思い切って応募。「自ら動けば何かが変わる」そう強く感じた。

「協同組合・中小企業支援から地域開発に関わる」

スーパーでの交渉中

現地スーパーマーケットにて売られるガリ

派遣先は、赤道直下のインドネシア共和国、南スラウェシ州マロス県。協同組合や中小企業を管轄する行政機関に配属され、日々同僚、地域の人々、先輩協力隊員などと共に協働し活動を展開する毎日だった。地域の協同組合の人の中には、日本人である私にビジネスチャンスを感じ、お寿司の“ガリ”を作り、輸出したいと頼まれた方もいた。「まずはローカルマーケットから成功させましょう。」と周りの様々な人と協力し、共に考え、共に動いた。結果として現地の輸入食品を取り扱うスーパーマーケットにて販売することができたことは、貴重な成功体験となった。そのほかにも、女性組合における手芸工作の講習会の展開や、パッケージデザインに係るコンテストを州レベルで開催するなど、どれも同僚や地域の人々、先輩協力隊員などと協働して活動した。
私を通して、インドネシアの人々同士が新たな関係を築き、次に繋がっていく光景を目にすることが、何よりの喜びであった。

「縁の大切さ。」

たった2年間の協力隊活動であったが、たくさんの人の縁に恵まれた。
私にとってインドネシアはとても大切な場所となり、そこで共に動き、感動を分かち合った仲間は、国籍や人種、宗教を超えて、ひとりの人間として、大切な存在となった。
現在は、愛知県刈谷市に事務所を構える、認定NPO法人アジア車いす交流センターの職員として働いている。車いすの提供と奨学金を通じて、タイ・インドネシア・中国の障害児・者の社会参画支援を行う我が団体は、間も無く設立20周年を迎えようとしている。この活動に出会えたのも、またインドネシアでの縁があってこそだ。
これからも縁と自ら動き続けることを忘れずにいたい。