ビジネス支援を行う9ヵ国の行政担当者等と中部の企業・団体の交流会を行いました。

2017年8月9日

研修の様子。中小企業を訪問し、企業経営や生産管理、ビジネス支援の仕組みを学びました。

JICA中部では、研修員受入事業を通じ、年間約80か国600名を超える優秀な人材を技術研修員(以下、研修員)として受け入れています。

その一環として、2017年7月12日から8月12日までの約1ヶ月間、中央政府や商工会議所、職業訓練校、NGO等に所属し、中小企業への支援業務に従事しているアジア、アフリカ、中南米の9か国12名が研修員として来日しました。日本ひいては中部地域での中小企業支援サービスの取組や経験を学ぶためです。

このような研修員の来日機会を活かし、中部地域の企業と研修員の交流・情報交換のセミナーを、2017年7月28日に名古屋中小企業投資育成株式会社(主催)とJICA中部(共催)で実施しました。

研修員によるプレゼンテーション

当日は、当初定員を超える25社30名の民間企業の方々にご参加いただき満席となりました!

プログラムは、(1)JICAの中小企業海外展開の支援メニュー紹介、(2)JICA支援制度を活用した企業による事例紹介、(3)研修員による各国のビジネス状況や動向紹介(経済成長率や主要産業、海外直接投資分野等)、そして全体の質疑応答の後、(4)自由な交流会・名刺交換という流れ。全て予定通り進みました。

交流会での名刺交換(1)

質疑応答では日本企業から研修員に対し、「各国の稲作インフラの状況」「医療器具の貿易投資制度」など海外向けの商品開発や販路開拓を念頭に置いた質問が多く出ました。
また、「日本滞在中に気付いた自国に欲しい製品やサービス等は何ですか?」という質問に対して「立体駐車場(モンゴル研修員:都市化が進む首都ウランバートルの交通渋滞緩和のため)」や「ITやロボット技術(ガーナ研修員:製造業の生産性向上のため)」等の返答がありました。
この後の交流会でも日本企業は積極的に研修員と対話し、とても盛り上がりました。

交流会での名刺交換(2)

アンケート結果からは約80%の日本参加者に今回の機会が「参考になった」と満足をいただき、また以下のコメントもありました。
・タイの他、モンゴルやベトナム等、他の国の実情を知る機会になりました。
・各国の特色、文化など、短時間で総合的に情報を得る事ができました。本日の情報をきっかけに知見を深めていきたいです。

交流会での名刺交換(3)

今回の機会を通じて、中部地域の中小企業の益々発展、そして日本と各国間の更なる友好・経済の関係強化が期待されます。

また、最後になりましたが、本セミナーに出席いただいた企業や団体の皆さま、セミナー実施に多大なご協力をいただきました名古屋中小企業投資育成株式会社、有限会社人の森にこの場を借りて厚くお礼申し上げます