環境管理を学ぶ中南米の研修員が伊勢神宮を訪れました。

2017年11月27日

三重県伊勢市の伊勢神宮司庁を訪れました。

講義を聴く研修員の様子。

伊勢神宮司庁での記念撮影

五十鈴川の水質を見学する様子。

伊勢神宮への参拝前に手水の作法をおこないました。

伊勢神宮の参拝に関して話を聞く研修員の様子。

ICEETにて着物の着付け体験をしました。

JICA中部では2017年10月2日から10月18日まで、青年研修中南米(西語)/都市環境管理コースの研修を行いました。
将来、自国のリーダーとして都市環境管理の課題解決を担う青年層の知識と意識を目的とし、コスタリカ、グアテマラ、チリ、パラグアイ、ペルー、ウルグアイ、ベネズエラの中南米地域の7か国から、計10人の研修員が参加しました。
研修期間中は、主に、研修委託先である「公益財団法人国際環境技術移転センター」(三重県・四日市市)(以下、「ICETT」)に宿泊し、三重県を中心に行政機関・企業・団体等を訪問しました。



10月12日には三重県伊勢市を訪れ、伊勢神宮司庁にて地域を守る木林管理などの講義を行っていただきました。長期的な木材生産を目的とする営林手法や、一度使われた木材が再び建材として再利用されていることに関して、話を頂きました。

伊勢神宮では、年間を通して沢山のお祭りが行われているそうですが、20年ごとに行われる最大のお祭り「式年遷宮」に関してもお話をしていただきました。式年遷宮では、1度のお祭りで60cmほどの太さのヒノキを約1万本使うそうですが、輪切りにしたヒノキを実際に持ってきていただき、研修員に見せていただきました。
伊勢神宮の宮域林では、森を育てるために、大正12年から大規模な森林経営計画を始めており、実際に行っている作業に関しても説明頂きました。研修員は「実際に苗木を植える間隔はどのくらいなのか」「なぜ他の木材ではなくヒノキを使うのか」など積極的に質問をしており、大変充実した時間となりました。



講義の後は、全員で伊勢神宮の内宮の中を歩いて回りました。途中、清流五十鈴川の水質についても見学しました。その後は、伊勢神宮を参拝しましたが、参拝の前には手水の作法も行い、日本の文化を体験しました。



全体の研修終了後に行われた評価会では、研修員より「自分の担当である環境影響評価に関して必要なことを学んだ。環境保護について、アイデアを持って国へ帰ることができる。」「水処理や廃棄物処理をしている公機関及び私企業を訪れたが両者の協力にインパクトを受けた。」「環境保護のために住民の努力で大きな成果を上げていることを知った。」等の意見をいただきました。