【JICAボランティア活動記】「チョコレートの国、ガーナ」

2017年12月22日

■山口実香さん(ノリが合い、すぐに現地に溶け込めました)

山口 実香(やまぐち みか)
平成27年度1次隊
ガーナ・感染症・エイズ対策
静岡県伊豆の国市在住

「まさか自分が・・・」

私が初めてJICAボランティアを知ったのは、中学生の時に、帰国された隊員の方が全校集会で活動報告をしてくれた時でした。その時の話で覚えているのは、電気も水も十分にない、行く前にたくさんの予防接種をしたと聞いて「えっ!?無理無理。」と思ったのと、現地の写真が映った時、大きな建物もなく、周りが自然ばかりで「何もないじゃん!」と衝撃を受けたことでした。まさか15年後、自分がそういう土地に行くとは、当時の自分は夢にも思っていませんでした。

「チョコレートの国で見てきた、現地の子どもたちの姿」

踊りを披露する子どもたち

乳幼児健診で

ガーナの中学校でワークショップを開催

派遣されたのは西アフリカのガーナという国でした。私の任地は、首都から北へ700km離れているところで、ガーナの中でも非常に乾燥していて暑く、貧しい地域でした。平日の午前中、マーケットに行くと多くの子どもたちが働いています。ガーナといえば「チョコレート」を連想しますが、そのチョコレートの原料となるカカオ農園でも児童労働は大きな問題となっています。チョコレートの裏に、そんな現状があることを、私は現地に行って初めて知りました。
私は保健所に配属され、地域で感染症の予防啓発をするのが主な活動でした。活動場所は病院やクリニックなどの医療施設の他、村や学校にもよく足を運び、現地の暮らしや人々の文化、宗教や価値観に触れながら、地域の問題を少しでも解決していくための活動をしてきました。どこで活動していても、いつも目に入ってくるのは、現地の子どもたちでした。村に行けば、栄養失調の子どもや裸足で歩いている子ども、赤ちゃんを背負っている子ども、水を頭の上に乗せて運んでいる子ども・・。「この子たちが健康で暮らしていけるようになるために、何ができるだろうか」。私は2年間を通して、学校での予防教育、乳幼児健診や小児科病棟の手伝い等、主に子どもたちやお母さんの健康管理に取り組んできました。

「現地の様子を伝えたい!」

2年間、ガーナに行ってきたことは、自分の人生を大きく変えました。やはり、日本にいては分からないことばかりで、現地で多くのことを学び、たくさんのかけがえのない友達も作ることができました。私は帰国後、JICAの静岡県の窓口で国際協力推進員として働いています。「もっと多くの方に途上国の現状、彼らの笑顔、生きるパワーを届けたい!」そんな思いを胸に、私もガーナの子どもたちのパワーに負けないよう日本で頑張っていきたいと思います!