中部地方から4社が参加!「第7回中南米日系社会との連携調査団」レポート(パラグアイ編)

2019年1月15日

11月23日(金曜)から12月9日(日曜)までの17日間、「第7回中南米日系社会との連携調査団」が派遣されました。パラグアイ及びペルーでのビジネス展開に関心を持つ日本企業11社が参加し、うち中部地方からは以下の4社が参加しました。
・株式会社エコ・プランニング/産業廃棄物処理(三重県)
・セントパーツ株式会社/自動車用中古部品、中古車、自動車整備サービス(岐阜県)
・株式会社バイオバランス/乳酸菌発酵飼料による家畜の価値向上、左記飼料を通じた生産物(乳、肉、野菜)の提供(愛知県)
・原田車両設計株式会社/ライフプラグ(外部給電システム)、自動車部品開発、航空宇宙、3Dプリンター(樹脂、金属)(愛知県)

まずはパラグアイを訪問。

ロペス宮殿(大統領府)

商工省にて行われた現地企業とのネットワーキングセミナーで商談するセントパーツ株式会社 種谷代表取締役(右)

イグアス農業協同組合との意見交換会

前原農商で商談する株式会社バイオバランス 内藤代表取締役(中央)

現地リサイクル業者を訪問する吉田代表取締役(右)

◆パラグアイ概要
パラグアイは南米大陸の中心に位置しており、「南米のおへそ」とも呼ばれています。ブラジル、アルゼンチン、ボリビアと国境を接しており、南米南部共同市場(メルコスール)域内向けの生産・輸出基地として、現在注目を集めています。一人当たりGNIは3,920米ドル(2017年世銀)、安定したマクロ経済(GDP経済成長率は5%弱、インフレ率は4.5%以下で推移)を維持しています。パラグアイを代表する綿織物はアオポイ(公用語の一つであるグアラニー語でアオは布を意味し、ポイは繊細を意味する)と呼ばれ、繊維産業が主要産業の一つです。2018年4月に大統領選挙が行われ、8月に与党コロラド党のマリオ・アブド・ベニテス氏が大統領に就任、新政権が誕生しました。



◆パラグアイのビジネス環境
安価な労働力や電力に加え、シンプルな税制、車両の製造・組み立て/自動車部品の製造等を促進するための国内自動車政策など、パラグアイ政府は積極的な外国企業誘致政策を推進しています。投資インセンティブの一つである「マキラ(輸出保税加工地区)制度」を活用し、自動車向けワイヤーハーネスの生産も拡大しています。ブラジルのGeturio Vargas財団が発表した中南米各国の投資環境ランキングによると、パラグアイは第3位。メルコスール域内では最上位に位置しています。



◆パラグアイの日系社会
パラグアイの推定日系人数は約10,000人。隣国のブラジルやペルーと比較して多くはないものの、同国における日系人の存在感は高いものとなっています。特に農業分野に対する日系人の貢献度は高く、パラグアイ国民からも高く評価されています。今回の連携調査団に参加した日本企業11社は、ブラジルとの国境に近いシウダ・デル・エステ市にあるイグアス日本人会及びイグアス農業協同組合を訪問し、日系団体との意見交換を行いました。

また、パラグアイのシェア60%を占める卵「Yemita」を生産、販売している前原農商株式会社にも訪問しました。パラグアイ日本人会連合会会長を歴任された会長の前原弘道さんは戦後、幼少時にご家族と広島県からパラグアイに移住されました。現在、従業員は300名にのぼり、飼料配合、配餌、卵の選別、容器製造まで行っています。海外では珍しい「生で食べられる」高品質の卵を生産、販売しています。



◆パラグアイのリサイクル事情
産業廃棄物処理業を営む株式会社エコ・プランニング 吉田孔顕代表取締役社長は、パラグアイ国内で同業を営む現地企業2社を訪問しました。回収ごみの洗浄、分別、スクラップ工程について視察した他、許認可関係などについて情報収集を行いました。プラスチックごみの処理現場も視察し、回収したペットボトルを洗浄し、機械で裁断、その後果物を包装するプラスチックパックに再加工し出荷する工程について説明を受けました。