企画展連動イベント「胡麻でつなぐ!パラグアイと日本の笑顔」を開催しました!

2019年7月30日

パラグアイについてご紹介するクマガイ氏

7月6日(土曜)に、企画展「企業のチカラをSDGsへ」連動イベント「胡麻でつなぐ!パラグアイと日本の笑顔」を開催しました!

 今回のイベントは、株式会社わだまんサイエンスから代表取締役社長の深堀勝謙氏をお招きし、同社がJICAと連携して行ってきたパラグアイでのゴマ生産に関する協力活動のお話をしていただきました。
 まずはパラグアイでの国際協力活動経験がある地球案内人より、クイズ形式でパラグアイを紹介しました。その後、在日パラグアイ共和国大使館のミルジャン・メグミ・クマガイ氏より、パラグアイと日本との友好関係についてお話しいただきました。なんとパラグアイと日本は、今年外交関係樹立100周年を迎える友好国です。また、パラグアイには日本から多くの日系人の方が移住されているなど、パラグアイは日本と深いつながりのある国なのです。

パラグアイでの活動をお話しする深堀氏

その後、深堀氏からパラグアイでのゴマ生産の協力活動についてご紹介いただきました。パラグアイでは貧しい農家の方がゴマ生産を行っています。そこで深堀氏は、ゴマをそのまま売りに出すのではなく、ゴマ農家の収入向上につながるよう「ご自身がメーカーになったつもりで栽培してください」と、農家に「ゴマつき」や焙煎の方法を伝えたそうです。さらにパラグアイの国立大学であるアスンシオン大学が、この「ゴマつき」を紹介したことで、深堀氏のゴマ生産の技術は、パラグアイにますます広がっています。

最後にパラグアイランチをお楽しみいただきました

さらに深堀氏からは、「ゴマつき」の実演を行っていただきました。深堀氏が専用の臼と杵でゴマをつくと、イベント会場内がたちまちゴマの香りにつつまれました。またゴマをついたり袋に入れる際に、感謝の気持ちを持ってゴマを扱うことが大切ということを、実演を交えてお話しいただきました。
「ゴマ一粒一粒も命のかたまり。それをいただくということに、感謝の気持ちを忘れてはいけない」という深堀氏のお話からは、ゴマに対する感謝の気持ちと愛情、そして理念がひしひしと伝わってきました。

最後に、参加者の皆さんにはパラグアイランチを召し上がっていただきました。メニューは、パラグアイの家庭料理の中でも大人気のタジャリン・デ・ポージョ(鶏肉とトマトソースのパスタ)。参加者の皆さんはパラグアイランチを楽しみながらゲストスピーカーのクマガイ氏や深堀氏と歓談を楽しみました。
今回のイベントでは、日本から遠いけれど関係の深いパラグアイという国を、現地で行われているゴマ生産の協力活動のお話やランチを通してご紹介することができました。参加者の皆さんからも、「パラグアイについてあまり知らなかったが、興味がわいた。ぜひ訪れたい」、「パラグアイに対する愛、ゴマに対する愛がとても伝わってきた」などといった感想をいただきました。
これからもなごや地球ひろばでは皆様に楽しみながら国際協力について学んでいただけるイベントを開催していきます。ぜひ皆様お越しください!