「映画『バベルの学校』上映&トーク —多文化共生の時代に生きる私たち—」を開催しました!

2019年12月20日

講師紹介の様子

12月14日(土曜)に、「映画『バベルの学校』上映&トーク—多文化共生の時代に生きる私たち—」を開催しました。
ゲストスピーカーとして、日系社会青年ボランティアとしてパラグアイに派遣されていた原田真央氏とのパネルトークや多文化共生に関する映画の上映会を行いました。

パラグアイでの経験と帰国後の国内での日本語支援

原田氏とのパネルトーク

パネルトークでは原田氏のパラグアイでの日本語教師としての活動や生活などについて、クイズを交えながら楽しく紹介いただきました。その後に、現地での活動を通して学んだこと、そしてその経験が帰国後も日本語を初めて学ぶ児童への指導や、外国人労働者への支援を行ったりする上でどのように生かすことができるかなど、実際のエピソードを交えてお話していただきました。参加者への投げかけもあり、笑顔が溢れる穏やかなトークが繰り広げられました。参加した皆さんからもトークが明るく楽しく学ぶことができて良かったとの声が聞かれました。

多文化共生に関する映画の上映

パネルトークに続いて、映画「バベルの学校」の上映会を行いました。この映画は、フランスのパリで20の異なる国籍を持った24名の生徒が1つの学級に集まり、言葉や文化の違いなどを超えてどう成長していくのかを記録したドキュメンタリー映画です。
イベントの最後はゲストスピーカーの原田氏より参加者の皆さんへ「これからの日常生活でまず目の前にいる人の話を聞いて自分から歩み寄ることを大切にしてほしい」とメッセージが送られ締めくくられました。
「グローバル化が進む中で、自分はどのように行動すればいいか考える良い機会になった」や「違いを受け入れ、共に生きることの素晴らしさを今回のイベントを通して考えさせられた」との反響を参加したかたからいただきました。
多文化共生の時代に生きるわたしたちみんなが住みやすいまちをつくるには何が必要か、今回のイベントを通して考えていただける機会になったのではないでしょうか。

なごや地球ひろばでは様々なイベントを実施しております。イベントへの参加はもちろん、来館していただくことで、世界について学ぶことができます。1階の体験ゾーンでは世界について実際に展示を見て、触れて、体験することができます。2階のパネル展では、世界の街の写真やアフリカ13か国の子ども達が描いた「環境絵日記」の展示なども行っています。皆様のお越しを心よりお待ちしております。

開館時間—10時から18時
休 館 日—月曜日、年末年始(12/29~1/3)
※月曜日が祝日の場合は開館、翌日が休館日となります