「国際協力カレッジ2019」を開催しました!

2019年12月27日

「国際協力カレッジ」は、国際的な課題に関心を持つ方々が、国際協力の現場の声に触れ、考え、動き始める「学び」と「きっかけ」の場です。名古屋NGOセンターとの協働により2006年にスタートし、今年で14回目の開催となりました。

参加者は、中部地域を中心に、富山県、鈴鹿市など遠方からの参加もあり、高校生、大学生、社会人など幅広い参加者を得て、定員を超える80名近い参加がありました。

午前の部-シンポジウム&テーマ別講座-

■1時間目:4名の登壇者が今までの人生のストーリーを紹介

■2時間目:気になる登壇者に直接質問をしました

■1・2時間目
国際協力分野でキャリアを築く4名が、これまでの人生の歩みや、国際協力に関わる仕事の喜びや難しさをテーマに登壇しました。イノベーションファクトリーの中島康滋さんからは、起業家支援の観点から社会性と事業性を両立する難しさについて、イカオ・アコの倉田麻里さんからは、長年の協力を通じて森が広がった喜びについてお話がありました。

また、ル・スリール・ジャポンの石田純哉さんからは、ハード面を整備するだけでなく、支援後の状況を定着するために対面での活動を継続することの重要性についてお話があり、JICA中部の青木職員からは、キャリア形成は計画通りに進まないことも多いが、それぞれの場所で全力を尽くし学びを得ることの重要性について話をしました。

その後、分科会形式に分かれ、各登壇者との参加者が車座になって活発な質疑応答がなされました。

■なごや地球ひろば体験ゾーンツアー
昼休みの時間には、企業や教育機関においても急速に広まる持続可能な開発目標(SDGs)や世界の課題について展示や地球案内人による説明を通じて理解を深めていただきました。現在開催中の企画展「まちづくりって、ナニ?」は2020年3月8日までの開催です。

午後の部-ボランティア・インターンマッチング展-

■4時間目:【マッチング展】国際協力団体から直接話を聞きました

■3時間目
国際協力に関わる13団体・機関の出展ブースから活動紹介を行いました。昨年の「国際協力カレッジ」に参加して、NGOを出会い、今年はスタッフ側で参加している方のお話があるなど、このイベントが次の活動に進むきかっけとなったことを感じる内容も多く紹介されました。

<出展団体>
1.多文化共生・コミュニティ開発・・・(特活)アイキャン、ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)
2.教育・子ども・・・(特活)アーシャ=アジアの農民と歩む会、(特活)キャンヘルプタイランド
3.環境・・・(特活)イカオ・アコ、(特活)チェルノブイリ救援・中部、(特活)DIFAR、(特活)ホープ・インターナショナル開発機構
4.人権・平和・医療・・・(公財)アジア保健研修所(AHI)、(特活)セイブ・イラクチルドレン・名古屋、(特活)HIROYA基金
5.JICA海外協力隊&外務省NGO相談コーナー・・・JICA海外協力隊相談コーナー(JICA中部)、外務省NGO相談員コーナー( 中部ブロック担当)
6.キャリア相談・・・JICA国際協力人材部(PARTNER)

■4・5時間目
マッチングの時間には、出展団体と参加者の繋がりを深めていただくため、参加者が自由に興味を持った団体のブースを訪問し、関心事を深め、疑問を解消し、今後の活動へのつながりを作っていきました。
最後の振り返りでは、近くの人と今日の気づきや今後の取組みを共有する時間を設け、「今まで1つの活動分野に関心があったけど、他の分野にも関心を持った」などの感想も挙がりました。

会場にお越しいただいた皆様、出展者出演者の皆様、ご参加いただきありがとうございました!