【実施報告】2014年度 高校生国際協力体験プログラム〈春〉

2015年3月25日

3月14日(土)〜15日(日)の2日間、JICA中国にて「2014年度高校生国際協力体験プログラム〈春〉」を実施しました。

今回は広島県、岡山県、山口県から、国際協力や海外に興味のある6校27名の高校生が参加してくれました。
2日間、盛りだくさんの内容でしたが、皆さんとても積極的に参加してくれました!(詳しいプログラムはこの記事の最後をご覧ください)

【画像】1日目は、開会式から始まり、エア縄跳び(縄があると想像しながら、架空の長縄跳びをします)で体を動かしました。少し緊張がほぐれたところで、自己紹介を行いました。自分の名前と学校名、行ってみたい国や今回の意気込みを参加者同士で伝え合いました。自己紹介にはルワンダからの研修員2名も参加してくださり、さっそく異文化を感じられる時間となりました。

青年海外協力隊経験談:ガーナで感染症をふせぐには

【画像】青年海外協力隊としてガーナ共和国に派遣された唐井ゆかりさんが、自分自身の活動体験を話してくれました。
なぜ協力隊に参加しようと思ったのか、感染症対策とはどんな活動をするのか、活動をする上でどんなことに困ったり悩んだりしたのか、など、唐井さんの経験を現地の事情が分からない参加者にもわかりやすく話してくれました。
最後に「つらいことや大変なことも多いですが、2年間で学ぶこと、吸収できることは本当に多く、人生に大きな影響を与える機会だと思うので、ぜひひとつの選択肢として覚えておいてほしい」というメッセージもくださり、参加者にとっては自分の将来を考えるきっかけにもなった体験談でした。

現役協力隊員にインタビュー!日本とガーナをつないで

【画像】このセッションでは、まず「もし活動中の協力隊員にインタビューするとしたら?」というテーマで質問をまとめていきました。「文化・習慣」「活動」「協力隊に参加するまで」などグループごとに質問のジャンルを決めて意見を出し合い、最終的に一番聞きたい質問をグループで2つずつ選びました。

【画像】そして、現在ガーナで青年海外協力隊として活動している2名と、TV会議システムを使って国境と時差を乗り越えてつながり、率直な疑問を投げかけました。

隊員からは、現在の住まいや普段の食事といった生活の様子や活動先のことを写真を使ってお話いただきました。そして、日本にいる高校生はさまざまな質問を協力隊員にぶつけました。

  • どうして青年海外協力隊になろうと思いましたか?
  • ガーナで人気のスポーツはなんですか?
  • 日本に対するガーナの人々の印象は?
  • ガーナの人の性格を一言で表すと?
  • ガーナにはどれだけの民族と言語があるのですか?

中には「ガーナで人気のデートスポットは?」といったユニークな質問もありましたが、高校生が一生懸命考えたたくさんの質問に、ガーナの隊員も熱心に答えてくれました。

最後に隊員から述べられた「協力隊に参加するということは、家族や恋人と離れ、日本でのキャリアとボランティア活動を天秤にかける場合があるということ。ときには何かを諦めなければならないこともあるかもしれない。それでも、失うものより得るものの方がはるかに大きいので、少しでも関心のある人はぜひ将来参加を考えてみてほしい」という熱いメッセージを、高校生は真剣なまなざしで聞き入っていました。

1日目の最後、研修員との交流!

夕食のあとは、高校生とGRP(Global Relations Program ※)に参加され、ひろしま国際プラザに入居されている広島大学のイランと中国からの留学生、ルワンダからのJICA研修員との交流会を実施しました。

【画像】フィリピンのミニゲームを応用した「家ろば嵐」は、日本の「フルーツバスケット」に似た遊びです。今回は「家」「ロバ」「嵐」をそれぞれガーナの言葉になおして行いました。

また、豪華景品を目指してチームごとに競う「缶積みゲーム」も行いました。どのチームが一番高く空き缶を積み上げることができるか、というとてもシンプルながら白熱するゲームで、高校生も研修員も熱い時間を過ごしました。

2日目のプログラム −なりきり青年海外協力隊!

2日目のプログラムは、協力隊になりきって配属された赴任先で課題解決のための計画づくりをしてみようという「なりきり青年海外協力隊」を実施しました。

【画像】今回の国はアフリカ「ザンビア」。
実際に青年海外協力隊として現地で活動した元隊員の話を聞き、2年間という限られた活動期間の中で、派遣された地域や組織をより良くするにはどうしたらいいか、課題を洗い出し、アプローチ方法を考え、行動計画に移すという、まさに青年海外協力隊が現地で行うことを丸一日かけてグループごとに考えました。

【画像】発表は、1人1回以上必ず行い、自分のグループで話し合ったことを自分の言葉で他のグループの人に説明しました。
また、聞いている人も、毎回必ずコメントしなければいけないので、発表する側も、聞く側も真剣そのものでした
普段自分の考えを3分間で発表するという機会はなかなかないという高校生たちでしたが、声の大きさや発表の仕方、時間の使い方など、回を重ねるたびに上手になっていき、プレゼンテーションの練習にもなったようでした。

2日間のプログラムのまとめ −気持ちを漢字一文字で表そう

すべてのプログラムを終え、最後にこの2日間を振り返ってもらいました。
そして、自分がこの2日間を通して考えたこと、感じたことを漢字一文字で表し、なぜその漢字を選んだのか、みんなで伝え合いました。

【画像】

「協」みんなで力を合わせた「協力」と「国際協力」の意味を込めて
「絆」たくさんの人とできた絆をこれから大切にしていきたい
「嬉」とにかく楽しく、嬉しい2日間でした
「新」新しい出会い、新しい自分に感謝して!

感じたことはそれぞれ異なると思いますが、2日間で一人ひとりがたくさんのことを考え、吸収できたことは確かです。
ここでできた縁、得たものを大切に、参加してくれた高校生にとってこの2日間が新たな一歩になることを願っています。

※GRP(Global Relations Program):
ひろしま国際プラザの宿泊施設に入居して、大学へ通いながら国際社会で活躍できる「実践力」を身につけることを目的とした外国人留学生のためのプログラムです。