ラオス人民民主共和国

世界で活躍中のボランティアからお便りが届きました!

【国旗】ラオス人民民主共和国

信時 一夫

氏名 派遣期間 職種 出身
信時 一夫 2004年12月〜2006年12月 養殖 広島県
どんな活動をしていますか?
ラオス北部のウドムサイ県養殖孵化場で淡水魚の種苗生産(稚魚をつくること)と、専門家の方と連携した農村部への養殖の普及活動をしています。
活動言語は何ですか?上達具合はどうですか?
ラオス語
日常会話は問題ない。
文章を書くときは、ラオ人に手伝ってもらっています。
一日のタイムスケジュールを教えてください。
生産期は休みなし!
6:30 起床
7:00 朝食
7:30 出勤
11:30 昼休み
14:30 仕事開始
18:30 仕事終了
19:00 夕食、シャワーなど
22:00 就寝
住んでいるのはどんなところですか?(治安と住居について)
ラオス北部の世界遺産の街、ルアンプラバーンの近くのウドムサイという街です。中国国境に近いため、中華系や山岳の少数民族が多いです。
ラオスは安全な国だといわれていますが、ゴールデントライアングル(タイ・ラオス・ミャンマーに囲まれたかつての麻薬生産地帯)に近いため、麻薬がらみの事件も起きています。
住居は一軒屋を借りています。昨年から24時間電気が来るようになりました。家が少し小高いところにあるので、水の供給が不安定で、貯水タンクのバルブを開けるのを忘れると水が貯まってなく、シャワーや洗濯ができないこともありました。マラリアやデング熱の危険があるので、部屋ではタイ製の電気式蚊取り器をつけています(蚊取り線香では蚊は死にません)。
現地の人々はどんな人ですか?現地の人から何と呼ばれていますか?
素朴で心優しい人たちです。仏教の教えから目が合うと笑顔で返してくれます。昔の文化が残っており、日本の年配の方からは昔の日本のようで癒されると言われます。酒の回し飲みの習慣があり、お酒が飲めるだけでいい人と言われ、友達もできます。
現地の人からは名前で『カズオー』と呼ばれています。でも、『ズ』はラオス語にはない発音なので、難しいようです。
カウンターパート(同僚)の自慢をしてください。
私と同い年で、養殖場の場長をしており、2人の子供の父親です。まじめで、やる気もあり、いいやつです。ラオスではお祝い事が多いので、私もよく呼ばれます。今後のラオスの発展のためには、若くて優秀な人材を育てることが大切です。
現地の人々の日本に対するイメージは?
金持ち、まじめ、日本の女性は美人、原爆(広島、長崎)、フランスの支配から解放してくれた国。
現地の食事を紹介してください。
ラオスの料理はさまざまな民族や外国からの文化を取り入れています。
低地ラオ族(ラオ族など)、中地ラオ族(カム族など)の主食は蒸したもち米です。高価ですが、赤米もあります。これに、唐辛子、魚醤などの入ったチェオ、肉などのラープ(挽肉の香草炒め)、魚か家畜、野菜(筍、瓢箪、南瓜のツルなど)のスープを食べるのが主流です。
苦いのが薬とされ好まれ、水牛の胆のう汁を入れたものや、野生の苦瓜を入れたものもあります。
チェオやタムマックフーン(青パパイヤのサラダ)に、パーデーク(魚を塩漬けにし、発酵させたもの)を使うのが特色です。ルアットペット(アヒルの生血のラープ)やカイルーク(孵化寸前のヒヨコ)はご馳走です。
山岳地方では、ヘビ、モグラ、ネズミ、小鳥、イナゴなども食べます。
ベトナムからの影響で犬料理もあります。フー(フォーのラオ版)は野菜がたくさん摂れるので重宝します。もち米の粉で作ったカオピアックセンや、お粥のカオピアックカオもあります。
北部では、肉味噌の入ったカオソーイがあり、辛いですがおいしいです。
都市部では、フランスの植民地の影響でフランスパンと卵焼き?(揚げた卵)、ラオコーヒーの組み合わせもよく食べます。香ばしいフランスパンでサンドウイッチをつくると、とてもおいしいです。
中華系の多い都市ではおいしい中華料理が食べられます。ただ、四川・雲南料理なので脂っこくて辛いのが多いです。中国から入ってくるピータンは白身が琥珀色で、臭みもなくとてもおいしいです。残念ながら、北部にしかありません。
高地ラオ族(モン族など)の主食はうるち米で、モン族が焼畑してつくる米は日本米に匹敵するうまさです。おかずは山菜や家畜の肉が主で、味付けは辛くなくあっさりしています。
お酒は、低地ラオ族が泡盛のようなラオカーオを飲みます。アルコールが30〜40°C もあり、きついお酒です。同じ杯で回し飲みして親睦を深めます。中地ラオ族は、どぶろくのような、ラオハイを竹でできたストローで吸いながら飲みます。これは減っても水を足せばまた飲めるので酒飲みには夢のようなお酒です。ただ、アルコールは高くないのですが、ストローで飲むので酔いがまわるのも速く、二日酔いもすごいです。高地ラオ族はあまりお酒を飲みません。
ラオス唯一のビール、ビアラーオは日本にも出荷しています。首都ビエンチャンのレストランでは、冷えた生ビールが飲めます。また、メコン川沿いの屋台で、夕日を見ながら飲むビールは最高です。
現地で今流行っていること/ものは?
『セマクテー』というネタです。飲みの席で、ラオ人の前で酔って蹴るふりをすれば、これであなたも人気者です!ラオ人って素朴ですね。
ラオス隊員の中では布製品や手工芸品を買うのがはやっています。綿、絹などありますが、手作り感があっていいです。また、自然の染料を使っているので、色落ちも少ないです。好みの布で服やカバンを作ることもできます。ラオス隊員は布の買いすぎで貧乏です?!
一生ネタにできるくらいびっくりしたことがあれば教えてください。
任地で初めて家に引っ越した夜のこと。トッケーとでかい声で鳴く怪物がいると思い、おそるおそる台所に向かったら、壁にでかいトカゲ(ヤモリ?)のペアがいた。その名も『トッケー』。かわいらしい顔をしており、それからは友達?になった。
休日の過ごし方は?
ラオ人と飲むこと。犬と遊ぶこと。家庭菜園。三線を弾いてまったりすること。
活動上、苦労していることはありますか?
ラオスでは魚を河川の漁業に頼ってきたため養殖の歴史は浅く、ラオ人は、魚は餌をあげなくても勝手に大きくなる!と誤解している人が多い。意識改革が難しい。
活動上、嬉しかったことはありますか?
自分で採卵し、育てた稚魚が大きくなったとき。また、嬉しそうに稚魚を買ってくれる人を見たとき。
最後に、ボランティアを目指す人に一言お願いします。
どの職種でも、技術や経験は言葉より大切です。海外で立派な活動をするためには、日本でしっかり技術を身につけてきてください。また、どんな状況においてもへこたれないという忍耐強さと、向上心、勤勉さが必要です。任地では常に目標を持って活動しましょう。初心を忘れないのも大切です。2年間は長いようで、短いです。この経験を今後生かすも殺すもあなた次第なのです。

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