マレーシアでの環境教育活動

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山口県国際協力推進員
森 友愛

平成22年5月、(財)山口県国際交流協会内のJICA山口デスクに国際協力推進員として森友愛(もり ゆめ)が着任しました。
彼女の青年海外協力隊での経験と国際協力推進員としての抱負を紹介します。

マレーシアでの環境教育活動

2007年9月から2009年までマレーシアのペラ州、カンパーという小さな町の、町役場のリサイクル局で環境教育隊員として活動していました。

マレーシアは2020年の先進国入りを掲げ、モノも設備も整ってきている一方で、急激な成長に適合する社会システムや人々の意識といった“なかみ”の向上が求められている国だと思います。それはゴミ分別・3R(Reduce,Reuse,Recycle)の実施に関しても同様で、大変な勢いで廃棄物量が増えていく中、適切なリサイクル物回収・廃棄物処理システムもなかなか進んでいません。従って当然分別がされることもなく、ゴミのポイ捨ても当たり前のように行われていました。

そんな中、JICAプロジェクトのパイロット自治体となっていた任地を中心に、学校・住民・企業等幅広い対象に対しての3R啓発、また地域のリサイクル物分別・回収システム作り及びモニタリングが私の主な活動内容でした。

“ひと”に支えられて

このような多岐に亘った活動は、たくさんの人との関わりや人と人との繋がりを強め、逆にそうした多くの人々に支えられたものでした。地道な学校での3R啓発活動を共に続け、現在も任地はもちろん他の地域や首都の学校に対しても積極的に啓発活動を紹介、拡げてくださっている3Rモデル校の先生方。率先して分別活動に協力してくださり、また地域でのイベントに3Rプログラムを盛り込んだり、コンポストプロジェクトに取り組んでくださった住民の皆さん。そして、日々35度を越す猛暑の中、地域に100近く設置されたリサイクルボックスを一緒に周り続け、様々な啓発プログラムの準備、実施を共に行い、側で私の活動を支え続けてくださった配属先スタッフの皆さん。一人として欠かすことのできない、本当にたくさんの人達のおかげで、地域に少しずつ3Rを根付かせていくことが出来たように思います。

2年間の先、山口県国際協力推進員として

こうして無事に終えることが出来たマレーシアの活動を経て帰国、そして2010年5月より山口県の国際協力推進員として活動しています。協力隊活動の中で、自分と異なる文化・言語を持つ私を受け入れ、共に活動してくださったマレーシアの人々の姿勢に学び、今度は自分が多種多様な文化を、ひとを、受け入れ、繋ぐ役目を果たせればと思っています。十人十色、幅広い国際協力・交流の場を提供していきたいと考えておりますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。

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コンポスト指導 3Rモデル校環境教育クラブの子どもたちと

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コンポスト指導風景

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住民向け3Rイベント 分別解説中

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風呂敷エコバック指導中