明日の夢に繋がる協力隊活動

【画像】大澤 佑実

青年海外協力隊OV(派遣国:バングラデシュ 職種:村落開発普及員)
大澤 佑実

青年海外協力隊応募のきっかけ

初めて海外旅行に行きホームステイをした13歳の夏、英語が全く話せず悔しい思いをしたことがきっかけで外国に強い興味を持ちました。その頃の夢は世界中に友達を作ること!
それからは英語の勉強を頑張り大学にも進学しましたが、いつの間にかその夢は遠くへ・・・。
大学卒業後、会社に就職しました。
ところが社会人2年目、ふとしたきっかけで青年海外協力隊募集説明会に参加したことで、当時の夢を思い出します。そのままの勢いで応募したところ、幸い合格することができました。10年越しで夢に一歩近づけたのです!

バングラデシュでの活動について(活動内容、活動中のよろこび・壁など)

協力隊に参加して一番したかったのは村でのホームステイ。
派遣後3ヶ月で村人と同じ生活を始めました。
始めはろくに火も起こせない、水も汲めない私を多くの村人が笑いましたが、少しずつ外国人の私を受け入れてくれるようになりました。
その後、村人の視点に近づいていく中から気が付いた問題点をベースに、農村女性対象の家計簿講座や村の子供を集めての日曜教室、環境教室、村でのお祭の開催など、日々の生活がより豊かに楽しくなることを目指して村人と一緒に活動しました。
始めは、言葉の壁や宗教の違いなどで活動がうまくいかず悔し涙を流すこともありましたが、帰国前にはバングラデシュの家族や多くの友人との別れが辛く、涙を流しながらの帰国でした。

帰国後の自分(自身の進路や日本について思うことなど)

日本に帰国して一番衝撃だったのは、バングラデシュではあり得ないニュースの数々でした。
老人の孤独死や育児ノイローゼなどは、地域コミュニティのしっかりしているバングラデシュでは聞かない問題です。また、皆が常に忙しそうで何かに追われていたり、人と人とのふれあいが少ないことがとても気になりました。
バングラデシュにいる時には日本は豊かな国だと思っていましたが、帰国すると物質的な豊かさとは裏腹に日本は実は“心の途上国”なんじゃないかと思うようになりました。
2年間海外にいたことで、改めて自分の国や地域を見つめ直すことができたのだと思います。
帰国後はバングラデシュと関わる仕事がしたいと思っていましたが、今の自分の気持ちを大切に、日本が抱えている問題に自分の出来る範囲で取り組んでいきたいと思うようになりました。

今後の活動展開(展望など)

私は2年間青年海外協力隊員として活動してきましたが、日本に帰国したので活動が終わりとは考えていません。むしろ日本に帰ってきた今からこそが、協力隊活動の醍醐味ではないかと思っています。
これから私は、バングラデシュで学んだ心の豊かさ、そして協力隊活動で学んだ失敗してもとにかくやってみよう精神を発揮して、日本を元気にする活動をしていきたいと思っています。
同時に、やっぱりバングラデシュとは関わり続けたいし、多くの人にバングラデシュのことを知ってほしいと考えています。
そこで、日本の地域からバングラデシュや開発途上国へと繋がっていく、そんな場となるようなNGOを立ち上げるのが夢です。子供達が地球人という意識を持ち、自分の住む世界と広い世界が直接繋がったら、地球は本当の意味で豊かな世界になるのではないかと思うのです。
そして最後にもう一つ、13歳のときからの夢、世界中に友達を作る計画はまだまだ進行中です!これからも私自身が地球人である自覚を忘れず、一歩一歩活動を続けていきたいと思います。

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日曜教室にて

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村の仲間と