神様がくれた5分

【画像】岡原 昌三

JICA中国国際センター 総務課
岡原 昌三

「おっ、生き返った」ベッドを取り囲むように何人もの医者と看護婦、体には何本ものコード???
たしかバスを運転してたはず。
あとから女房に聞かされた、心肺停止状態で病院に運ばれたんだと。
「心室細動です。あすICD埋め込み手術をします。」
妻が医者に言われたそうだ。

神様がくれた5分。そしてJICAへ

ある日、ハローワークで運送会社へ紹介の電話をしてもらった時に担当者が不在で5分後に電話して欲しいと言われ、しばし雑談の後、
「岡原さん、JICAってしってる? 」
「ジャイカ? ん〜スイカなら知っとる。」
バスカードかなんかの会社かなと。
違った。JICAの皆さんごめんなさい。

募集締め切りの2日前履歴書一式を持ち込み、あれよあれよと言う間に話は進み、気がつけば目の前にはパソコン。
未だに言葉が通じない、聞こえてくる声は専門用語ばかり。日本語が分からない、かなりへこむ。

でもJICAの事務所って凄いとこなんですよ、人の為に何か役立ちたい、青年海外協力隊で世界の、いいですか、世界の途上国の人の為に活動してきた人たち。
熱い思いを持った人間の集まりです。
途上国への支援、途上国からの日本への研修生の受け入れが主立った業務。
私?わたしはそんな熱い思いを持って実務をこなしているスタッフのサポートのサポート。でもね、もの凄ーく充実感あるんですよ。

今までの人生、自分の為だけに生きてきて、それが当たり前だと自信を持って思ってました。なんてちっちぇえ人間なんだ、自分。っと気付かせてくれたJICA、なかなかのもんです。
あの時、運送会社の担当者が電話に出ていたら、このすばらしい世界を知ることはなかったかもしれない。
どっちが良いのかは、棺桶に入る前までには答えをだします。

親が子供に無償の愛をそそぐように

人が自分で生きているのか、人に生かされているのか?

あなたは分かりますか?
わたしは分かりません。

ただ人間は一人では生きていけない動物だと思います、生意気に俺は一人で生きていってやると言っても、人の助けがなければ生きては行けない。

先進国と途上国の一番大きな違いは何だと思いますか?

先進国は人生の選択肢がある事だと思います、生きるか死ぬか選べるんですね……
途上国の人たちは生きていたいと願っても、貧困、病気、紛争から逃げる事さえ出来ない。生きる事さえ選べない。
悲しい事です。

JICAの活動は世界で高く評価されているみたいです。
JICAの思いは国境と言う垣根を少しずつ、少しずつですが取払い、世界中の人々が平和に平等に生きていけるようにと。

親が子供に無償の愛をそそぐように、JICAは途上国に様々な支援というかたちで種をまいてます(無償だけじゃないですが)。
その種の実をはやく収穫するように、って大人の事情もいろいろあるようですが、慌てずのんびりいきませんか?

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パソコンの画面とにらめっこの岡原さん。パソコンと友達になれる日も近い?

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電話は爽やか〜に応対

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荷物も軽やか〜に運搬

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総務課の皆さんと。青い地球儀と熱いハートを胸に抱いてシゴトしてます!!