【教師海外研修 派遣後研修 報告】ラオスでの学びを授業に活かすには

2015年10月1日

日時:2015年9月5日(土)-6日(日)
場所:JICA中国
主催:独立行政法人 国際協力機構 中国国際センター

自分が考えたこと、子どもと考えたいこと

ラオス現地研修から帰国して約半月、参加した先生8名を対象に派遣後研修を実施しました。帰国後すぐに慌ただしい日常に戻った先生に、もう一度ラオスでの学びを思い出してもらい、訪問先で抱いた感情や考えを整理してもらうこと、そして、整理した情報を研修仲間で共有し、意見交換を行いながら今後の授業実践の土台を作ってもらうことが、本研修の大きなねらいです。
研修の最初には、ラオスでの訪問先やそれぞれの場所で出会った人々を、写真を見ながらふりかえりました。その後、ラオスで「日本と似ていると思ったこと」「日本と大きく違ったこと」「訪問前の想像と違ったこと」「収集した教材」などを個人でまとめ、全員でも共有しました。その中から、子どもたちに伝えたいこと、一緒に考えていきたいテーマをピックアップし、授業案を作成していきました。

よりより授業実践のために

2日目は、派遣前研修でも指導してもらった「かながわ開発教育センター」事務局長の木下理仁先生による講義。海外での知見を授業に還元するコツやポイント、また先生方が抱いているアイデアや悩みに対して個別に丁寧なアドバイスを受けたことで、授業実践へのモチベーションはますます高まっていったようでした。
研修の最後には、各自の授業実践案を発表してもらい、それについて意見交換も行いました。同じ研修で同じ場所に行き、同じ人に会っても、感じ方や考えるテーマはさまざまです。また、小学校の先生と高校の先生では、授業で取り上げる課題も手法も全く異なります。お互いの授業案を聞くことで、先生方はさらに大きな刺激を受け、自身のアイデアを見直すことにもつながったようです。
教師海外研修の一番の目的は、参加した先生方の目を通して、地球の未来を担う日本の子どもたちに世界を知ってもらい、グローバルな課題を自分の問題として考えてもらうこと。だからこそ、帰国後の授業実践は本事業のメインともいえます。正解のない問題に真正面から取り組みながら、ラオスを訪問した8人の先生は、どんな授業を展開してくれるでしょうか。

(JICA中国 市民参加協力調整員 新川 美佐絵)