【教師海外研修 授業実践】岡山県共生高等学校

2015年12月25日

「ラオスをより良くするプロジェクト」

尾山誉教諭

今年度教師海外研修に参加した尾山誉教諭の専門は英語ですが、生徒には語学力だけではなく相手の国の文化や習慣にも関心を持つ姿勢を大切にしてほしい、と日頃から考えているそうです。2015年12月15日(火)、尾山教諭によるラオス海外研修に関わる5回目の授業が行われました。
まずは、グループごとに数枚の写真が配られ、まずは各自「写真を見て『貧しい』を感じるか。何が『貧しい』と思うか」、「なぜ貧しいのか」「日本と比較したするとどうか」を考えました。次にグループごとで意見交換し、全体に共有しました。「未舗装の赤土のままの道や木造の高床式の家などが日本と異なり、貧しいと感じた」「子どもが裸・裸足で歩いているから」といった意見が少なくありませんでした。

生徒が考えたランキング

次に「ラオスをより良くするプロジェクト」を考えました。尾山教諭から提示された選択肢8つに順位をつけます。プロジェクトの選択肢としては以下のものがありました。
A:ラオスの農村開発を進めるために日本からの農業技術者を派遣する
B:日本からラオスへのODAを削減する
C:日本で私たちが日々消費している資源や食べものを節約する
D:干ばつや洪水時に日本から食料を送る
E:ラオスの開発を行っているNGOを支援する
F:ラオスの産物を日本に輸入する
G:ラオスの道路や発電所の建設計画に日本から援助を行う
H:日本国内でラオスの現状を伝える教育活動を行う
I:ラオス人研修員や留学生を受け入れる

多くのグループが「日本の技術者を派遣する」を上位にあげ、技術移転の重要性を感じていたようでした。また、「日本に研修員や留学生を受け入れる」については「効果は高そうだが、日本という異文化に慣れるまでに時間がかかりそう」という声も出ました。共生高校ではアジアなどからの多くの留学生が学んでおり、また日本人生徒の海外研修などもあることから、生徒は異文化理解の難しさと大切さを実感しているようでした。
共生高校の玄関口には「魚を与えるのはなく釣り方を教えなさい」という言葉が貼られています。今回の「ラオスをより良くするプロジェクト」で多くの生徒が選んだ選択肢は、まさに釣り方を伝える支援方法です。ラオスの現状や私たちとのつながり通じて、これからも「世界をより良くするプロジェクト」を考え続けていってほしい、と感じました。