Oremos por Ecuador(エクアドルのために祈ります)

2016年8月9日

ひとりだったら何もできないかもしれないけれど、ひとりひとりが力を合わせることで、岡山と地球の反対側のエクアドルをつなげることができる。

青年海外協力隊OGがエクアドルから持ち帰った楽器やタペストリー

映画上映中。キッズスペースで遊ぶ姉弟もいて、和やかなムード

お話し会で青年海外協力隊の活動について話す平松あい子さん(左)と藤原友紀さん(中央)

映画上映会とお話し会に参加した皆さんと「Oremos por Ecuador(エクアドルのために祈ります)」の模造紙を持って集合写真

閉会後も歓談する参加者と発表者たち

2016年4月中旬、熊本地方で震度7の地震が発生しました。ちょうど同じ時期に南米のエクアドルでもマグニチュード7.8の地震が発生し、600人以上の犠牲者が出ました。4月下旬に、在エクアドル日本大使館元職員で現在は環太平洋大学の非常勤講師をしている佐藤香里さんが岡山県JICAデスクに来訪し「エクアドルのためにチャリティイベントとして映画上映会をしたい」と言われました。熊本の地震で被害を受けた方々とエクアドルの地震で被害を受けた方々が重なり、チャリティイベントができたら良いと思うようになり、青年海外協力隊でエクアドルに派遣されたことのある何人かに声をかけたところ、映画上映会に協力してもらえることになりました。映画上映会で振る舞うコーヒーやココアは、エクアドルの被災地支援をしている岡山県の国際医療NGOの職員の方が買ってきてくれました。こうして、有志の方が集まって、岡山でのエクアドル映画上映会の準備が進みました。


2016年5月29日に、岡山県生涯学習センター人と科学の未来館サイピアでエクアドル地震被害支援のための映画上映&お話し会を開催しました。当日は、会場にエクアドルの雑貨を飾ったり、エクアドルの風景や青年海外協力隊の活動写真を展示し、会場は南米ムードになりました。大学生から子連れファミリー、シニア層など30人くらいの方々が来てくれました。前半は、エクアドルの児童擁護施設のドキュメンタリー映画「グランディール」を観ました。「グランディール」はエクアドルの児童養護施設で撮影されたドキュメンタリー映画で、エクアドルの美しい風景や音楽を味わうことができ、そして「生きる力」を考えさせられる映画でした。後半は、エクアドルのコーヒーやココアを飲みながら、在エクアドル日本大使館元職員の佐藤香里さん、青年海外協力隊でエクアドルに派遣されていた平松あい子さんと藤原友紀さんの体験談を聞きました。参加者で、元青年海外協力隊でモロッコに行っていた男性からは「エクアドルの一般的な住居はどんな建物で、地震が起きたらどうなってしまうのか」という質問も出ました。最後に、エクアドルの被災地に想いを馳せながら、参加した皆さんで「Oremos por Ecuador(エクアドルのために祈ります)」の模造紙を持って集合写真を撮りました。模造紙の文字やイラストは、参加した大学生と、保育園児の姉弟が描いてくれました。


後日、岡山県JICAデスクのfacebookに、集合写真とイベントの報告を日本語とスペイン語で掲載したところ、それを見た岡山県在住の女性が、エクアドルに住む知り合いの少年に写真を送ってくれました。少年からは「皆さんのご多幸をお祈りします。大変ありがとうございます」という御礼と、熊本地震で被災した方々を心配するメッセージが来たそうです。大きな災害や事件・事故が発生したとき、それを解決する術がないと私たちは無力だと感じます。あるいは遠い場所の出来事で自分の生活には関係ないと思うかもしれません。でも、身近な人たちとその問題について考えてみたり、思ったことや感じたことを共有したりすることによって、遠い土地のことをより深く知ることや、遠くに住む人たちと私たちの相互理解につながるのではないでしょうか。