【イベント報告】3万人の野球ファンと一緒にマツダ スタジアムで大盛り上がり!

広島東洋カープ・ユニタール・JICAコラボイベント「国際平和デー」

2016年10月7日

【画像】JICA中国では、広島東洋カープや広島にある国連機関の国連訓練調査研究所(以下、ユニタール)と連携し、2016年9月17日にマツダ スタジアムで「国際平和デー」イベントを実施しました。この日もスタジアムには3万人を超える野球ファンが来場。そんな野球ファンにも「世界のことをもっと知って欲しい」という思いでスタジアム内にブースを出展し、ダンスパフォーマンスを披露。25年ぶりのリーグ優勝に沸くカープファンとともに盛り上がったイベントとなりました。

見事な投球の始球式を行ったのはJICA研修員!

ボールを投げるエドゥアルド氏

カープのご厚意により、このイベントには開発途上国から来広中のJICA研修員もスタジアムに招待されました。研修員の一番の見せ場は始球式。プロ野球公式戦の始球式でボールを投げるという大役を仰せつかった研修員はベネズエラ出身のエドゥアルド氏。この日のためにしっかり練習し、本番に挑みました。緊張しながらも笑顔でマウンドに上ったエドゥアルド氏。その手から放たれたボールは大きな弧を描き、バウンドすることなくキャッチャーミットに収まりました。来場者からは「おぉー」というどよめきとともに大きな拍手が送られました。選手への花束を贈呈したペルーのデイシ—氏も笑顔で責務を果たし、グラウンドを後にしました。来日中にプロ野球の試合を観戦するだけでなく、実際にグラウンドに立つという貴重な経験をした研修員。彼らにとって忘れられない日本での思い出の一つとなりました。

スポーツを通じて国際協力を身近に

アフリカクイズを楽しむカープファン

当日配布したうちわと缶バッジ

スタジアム内2カ所のブースでは、来場者に楽しんでもらえるようパネル展と体験コーナーを設置しました。パネル展では、カープのスリランカ野球支援を紹介。2016年4月よりカープが受け入れをしているスリランカ人野球コーチのヘワゲ氏のパネルやスリランカで使われている野球道具を展示しました。日本から遠く離れたスリランカでも自分と同じように野球に打ち込んでいる少年がいる、という事実は展示を見ていた日本の野球少年にとって新鮮な驚きがあったようです。ボロボロになりながらも修理されて使われているグローブを手に取って見入っている子どもの姿が多く見られました。その他にもスポーツの世界で活躍する青年海外協力隊や、今年8月にケニアで行われた第6回アフリカ開発会議(TICAD VI)を紹介するパネルの前にも多くの野球ファンが足を止めていました。
体験コーナーでは、民族衣装を試着して写真を撮る家族や、「アフリカクイズ」に真剣に悩む小中学生で賑わっていました。いつもはバットをかまえているカープのマスコットキャラクター「カープ坊や」もこの日は「国際平和デー」特別バージョンとして地球を手にした坊やに変身。そんな特別バージョンの「カープ坊や」グッズとして、この日のためにうちわと缶バッジを作成しました。うちわは先着1000名限定のため、入場ゲートオープン後の数分でなくなってしまいました。缶バッジも先着4,000名でスタンプラリー参加者にプレゼント。その場で缶バッジを帽子やバッグに着ける野球ファンが多くいました。

平和へのメッセージを込めたダンスパフォーマンス

グラウンドでCCダンス

カープのマスコットキャラクターである「スラィリー」と一緒にグラウンドで踊るCCダンスはマツダ スタジアムの名物パフォーマンス。5回裏が終わると、スタッフがグラウンドに登場し、二つの旗を掲げました。一つは、ユニタールとJICAそれぞれの旗。もう一つはスリランカで作成された鳩の形の旗。特定非営利活動法人PARCIC(パルシック)がスリランカ北部の内戦地帯であった漁村地域の女性たちを対象に、サリー(主に南アジア地域で女性が着用する民族衣装)のリサイクル製品縫製支援を行っており、この鳩の旗もそうしたスリランカの女性たちによって作られました。鳩には、「平和」という言葉が、日本語、英語に加えてスリランカの公用語であるシンハラ語とタミル語で書かれています。平和へのメッセージを掲げ、ユニタールとJICAのスタッフ、イベントを手伝ってくれた青年海外協力隊OB会メンバー総勢100名でCCダンスを披露しました。スタンドの観客は笑顔でスタッフに手を振り、一緒になってCCダンスを踊ってくれました。ダンスに参加したJICA研修員はパフォーマンスが終わった後も興奮冷めやらぬ様子で「最高だ!」と言い合っていました。

カープとともに

【画像】カープとJICA中国では、継続的なスリランカ野球支援を行う旨を約束した連携協定を締結しています。これまで、カープ前監督の野村謙二郎氏のスリランカ派遣、スリランカ人コーチであるヘワゲ氏の受入や、野球道具の現地への寄贈などが行われました。今後の協力活動についても現在検討を進めています。カープのリーグ優勝のように、中国地方での国際協力活動も盛り上がりを見せていけるよう、JICA中国では引き続き取り組んでいきます。