【イベント報告】笑顔あふれる異文化体験イベント「国際交流・協力の日2016」

2016年11月30日

地球の果てや火星も含めて「異文化」は楽しい!

オープニングセレモニーでのテープカット

広島市内の国際交流や国際協力活動を行う団体・企業などが一堂に会し、世界の国々にふれるお祭り「国際交流・協力の日2016」が2016年11月20日に広島国際会議場などで開催されました。1万人近い来場者(延べ人数)が会場を訪れ、世界各国の料理を食べたり、遊びを体験したり、日本文化を紹介したりと、様々なアクティビティを楽しんでいました。オープニングセレモニーでは、広島東洋カープのマスコット「スラィリー」も登場。子どもに限らず市民に大人気のスラィリーはここでも多くの来場者に囲まれていました。

科学界のインディ・ジョーンズになるまで

楽しそうに冒険談を語る長沼先生

先生に質問する来場者

この日のメインイベントのトークショーでは、ゲストスピーカーに広島大学大学院生物圏科学研究科の長沼毅教授をお招きし、「科学界のインディ・ジョーンズになるまで」を2時間たっぷり語ってもらいました。世界各地を飛び回っている長沼先生は、辺境と呼ばれる「いきにくい」場所での生物を研究しています。「いきにくい」とは「行きにくい」と「生きにくい」の二つの意味があるとのこと。そんな極限環境で暮らしている生物の中にはがん予防研究でも注目されているチューブワームという不思議な生き物もおり、来場者はスクリーンに映し出される写真に興味津々の様子でした。長沼先生のお話は、チリやチュニジアの砂漠、ウガンダ山頂の氷河からベネズエラの高地にある洞窟、海底火山に南極、北極、そして地球を飛び出し火星や木星の第二衛星「エウロパ」など、次々と様子の異なる辺境の地が出てきました。どこも「いきにくい」土地であるにもかかわらず、先生のトークからはそういった地へ赴くことの楽しさが真っ先に伝わってきました。来場者からの先生への質問コーナーではたくさんの質問が挙がりました。「行きたくなかったけど行ってよかった所は?」「30代のうちにしておいた方がよいことは?」など、生物研究に留まらず、先生のトークから生き方へのヒントを得ている来場者もいたようです。

広島にいながら楽しめる異文化体験

「あそびひろば」で世界のあそびを体験中

「へんしんひろば」で大人気のイランの衣装(真ん中の女の子)

広島にいながら異文化体験を楽しめる「地球ひろば」にも多くの来場者が集まりました。入国カウンターでパスポートを受け取り、世界各国の遊びや民族衣装の試着、楽器やしおりの作成など様々な体験をしてスタンプを集めます。スタンプを集めた来場者は出国カウンターで世界各国のお土産入りプレゼントやアラビア語、ラオス語など珍しい言葉が書かれた缶バッジをゲットしていました。ブラジルの楽器「サンバシェーカー」やアフリカの布「カンガ」を使ったしおり作り体験は、子どもだけでなく大人にも人気で、多くの方が集中して制作に取り組んでいました。民族衣装を試着できる「へんしんひろば」ではイランの衣装が女の子に大人気。イランのお姫様に変身して笑顔で写真に写る女の子がたくさんいました。

 広島市民が世界を楽しめるだけではなく、外国にルーツのある方も着物や生け花など日本の文化体験ができるこのイベントでは、多くの人が集まり、互いの文化交流を楽しんでいる様子でした。これからもJICA中国では市民の皆さんに世界を身近に感じてもらえるイベントを実施していきます。