【イベント報告】第2回クッキング交流会

2016年12月20日

今年度二回目のクッキング交流会

材料の肉の大きさに驚く参加者

開発途上国から来広中のJICA研修員と市民による「クッキング交流会」を12月3日、広島市東区の二葉公民館で実施しました。参加した研修員は、道路維持管理を学びに日本に来ているアフリカ出身の10名。それぞれイラク、リベリア、エチオピア、ルワンダ、ウガンダ、ブルンジからやってきました。

日本人参加者は4名の子どもを含めて18名。中にはアフリカを旅行したことがある人もおり、交流会が始まる前からおしゃべりがスタート。早速レシピをチェックしながら、材料について研修員に質問する人の姿も見られ、早くも楽しそうな雰囲気が出来上がっていました。

びっくり仰天のアフリカ料理

チェチェブサを作るエチオピア研修員と子ども達

この日作った料理は、ルワンダのカウンガ、エチオピアのチェチェブサ、ウガンダのビーフシチュー、そしてリベリアのオクラソースの4品です。どれも日本ではなかなか見ない料理ですが、研修員の国ではメジャーな料理です。材料や作り方も日本人参加者の目には斬新に映ったようです。

例えばルワンダのカウンガ。とうもろこしの粉を鍋の中でお湯で練りながら火を通すもので、アフリカではよく食べられている主食の1つです。「とうもろこしの粉なんて初めて見た。」「きれいな色ですね。」と言いながら参加者も“練り”に挑戦しましたが、予想以上にかなりの力が必要。大人の男性でもすぐにギブアップしてしまうほどです。そんな作業をルワンダのイヴィエットさんは黙々と続け、2鍋も完成させました。

次にびっくりしたのはエチオピアのチェチェブサです。 強力粉と水で作ったクレープ状の生地を何枚も焼いてから細かくちぎり、バターや香辛料をかけて手で揉んで出来上がりです。説明を聞いた状態では「手で揉んだらグチョグチョになるのでは?」「一体どんな料理?」と不安でいっぱいの参加者。しかし、いざ一緒に作ってみると、ちょうちょ型のショートパスタのようなかわいらしい出来上がり。味見をした子ども参加者も「おいしい!」と満足げで大量のチェチェブサ作りを手伝ってくれました。

リベリアのオクラソースは牛肉と海老とサバを一緒に煮込みます。この豪華な組み合わせにまたまた驚きの参加者でした。

完成した料理のお味は?

手前から時計回りに、オクラソース、カウンガ、ビーフシチュー、チェチェブサ。

研修員と参加者全員が協力し、全ての料理が出来上がりました。盛り付けもアフリカらしく、1枚のお皿に盛り付けるワンプレート・スタイル。

食べ始めると、あちこちで「おいしい!」と声が上がりました。御代わりを勧めるとあっという間にお鍋が空に。全員で全て美味しくいただきました。空になったお鍋を見て「ビーフシチューもうなくなったのね。」と残念そうな女性参加者もいたほどです。「アフリカ料理がこんなにおいしいと分かっただけでも今日来た甲斐がありました。」と男性参加者からコメントが挙がっていました。

アフリカにもいろんな国があるんだね

リベリアの国の言葉でありがとうは「タンバ」と「タト」

おしゃれなマーガレットさんは女性参加者から質問攻め

アフリカ料理を堪能した後、研修員が自身の国について参加者に紹介しました。国旗の意味や気候、産業など、研修員は伝えたいことがたくさんです。「私の国には方言も入れて言語が80以上あります。」とエチオピアの研修員。それぞれの国の言葉で「こんにちは」と「ありがとう」を研修員から教えてもらいました。「アフリカ」と一言でまとめてしまいがちですが、日本の80倍もの大きさのアフリカ大陸には54か国およそ8億人の人が住んでいるのです。いろいろな面を持つアフリカの一面を、今回のクッキング交流会で垣間見ることができたでしょうか。

片付けが終わって別れ際、女性参加者がリベリアのマーガレットさんの衣装を見せてもらっていました。スカートとTシャツとヘアバンドがおそろいのおしゃれなマーガレットさん。ファッションやヘアスタイルなど、女性同士でおしゃべりがヒートアップ。研修員にとっても楽しいイベントとなったようで、「地域の日本人との交流が本当に楽しかった。」「このプログラムを毎週やりたかったよ。」とコメントしていました。料理やおしゃべりを通じてお互いの国を理解し合うクッキング交流会。次回開催が決まり次第、JICA中国のウェブサイトでお知らせします。多くの方のご参加をお待ちしています。