【教師海外研修 授業実践】広島市立戸坂小学校

2016年12月20日

とことんラオスを感じよう!

横矢綾乃先生

セパタクロー体験コーナー

広島市立戸坂小学校の6年2組担任の横矢綾乃先生は、ラオス研修での知見を活かした授業を今年6回行う予定です。12月13日(火)、総合的な学習の時間で行われた2回目の授業で、児童は「世界を知ろう!感じよう!〜見つめよう自分たち〜」をテーマに「ラオすごろく」を体験しました。
知識だけでなく、五感を通してラオス文化に触れてほしい、という横矢先生の想いが込められた「ラオすごろく」では、グループごとに配られたサイコロとすごろくシートを使い、止まったマス目に書かれた「体験」をしていきます。たとえば教室後方にはセパタクローコーナーが設置され、(3)のマス目に止まったグループの児童はセパタクローのボールで10回トスをします。(8)のマス目では、教室前方に置かれたパソコンでラオス民謡を聞くことができます。また、ラオスの体育の教科書に出ている体操のポーズをみんなでやってみるマス目もあります。ゴールの早さを競うのではなく、じっくり文化を楽しむ目的で作られたこの教材を、児童は全身を使って体験していました。

日本を知る大切さ、外国を知る面白さ

「ラオすごろく」の教材

すごろくの後のふり返りでは、ある児童がこんな感想を述べてくれました。
「日本と違って『変だな』と感じるものもあったけど、ラオスの人が日本に来たら『変だな』と逆に感じるのかな、と思いました」。この感想はまさに横矢先生が児童に伝えたかったことでした。「国や民族が違えば生活・文化も異なるが、それは優劣ではない。違うということを認め合い、日本文化の良さを再発見しながらも、ラオスの生活習慣を通じて異なる文化の良さ、面白さにも気づいてほしい」。すごろくという日本の遊びを通じて、12歳の子どもたちは横矢先生が最も伝えたかった異文化理解の意義をしっかり受け止めていました。そして、教室の後ろには、彼らが作った「ラオス五七五」もありました。
「ラオスはね 平和であんしん いい国だ」
「ラオスの子 日本の子どもと 変わりない」
「仲の良い ラオスと日本 協力し」
横矢先生の想いのこもった授業を経て、児童が抱くラオスや外国の印象がどのように変化していくのか、これからもとても楽しみです。