【イベント報告】国際協力ユースプログラム2016 開催しました!

2016年12月22日

2016年12月10日(土)、ユースを対象にした国際協力イベントを開催しました。今年で2回目となる本イベントには、中国5県から高校生、大学生など69名の方が参加してくれました。

【登壇者】
≪学生団体活動発表:「学生だってグローバル!」≫
・WSK-World Shows & Knows(山口県)
・Girl’s generation(岡山県)
・Smiles Production(広島県)
≪パネルディスカッション:「学生200人が選んだセンパイが語る!」≫
・荊尾 遥 さん(広島県地域政策局平和推進プロジェクト・チーム 平和推進アドバイザー)
・田村 美由紀 さん(認定NPO法人 難民支援協会 支援事業部)
・平尾 順平 さん(ひろしまジン大学代表理事/学長)

学生だから、できること

学生団体による活動発表

質問もたくさんあがりました

前半はグローバルな活動を展開する学生団体の発表です。

下関市立大学の学生有志で活動するWSK-World Shows & Knowsは、その名の通り、世界の現状や問題を一般の人に伝え、知ってもらうための活動を行っています。Table for Two*(TFT)プログラムをすすめるチームでは、学内で提供するTFTメニューを考え、教育活動に携わるチームは、地球の課題を考えるワークショップを地元で実施しているそうです。
国際協力と聞くと、開発途上国の現場でしかできない「特別なこと」のように思いがちです。しかし、自分たちが暮らす地域で、世界に関心の薄い人たちに興味を持ってもらうきっかけ作りをする彼らの行動こそ、「スゴイこと」のような気がしました。

岡山にあるIPU・環太平洋大学でビジネスを学ぶベトナム人留学生3人は、母国の食材を扱う起業アイデアを発表してくれました。岡山県には多くのベトナム人が暮らしているにもかかわらず、ベトナムの食材や雑貨を扱うお店がまだないそうです。岡山市内の商店街に開店する彼女たちの事業プランは、学内の「ビジネスプランコンテスト」でも優秀賞を受賞しています。
3人の素敵な笑顔と大胆なアイデアは、国境を軽やかに越え、日本とベトナムのつながりをさらに強いものにしてくれるでしょう。

「Smiles Production」はインドの子どもの生活と教育支援を行っている団体です。現地の紅茶やせっけんといった商品を日本国内で販売することで活動資金を捻出し、メンバーが実際にインドに行きながら、支援を続けています。こう聞くと、すべてが上手く進んでいるように思えますが、わずか3年程の時間でも、挫折や予期せぬアクシデントが起こったりなど、悩んだこともたくさんあったそうです。
文化の異なる場所で、価値観のちがう人々と共同することは、決して楽しいことばかりではありません。つらいことや悲しいことも山ほど起こります。そんな場面でもあきらめないSmiles Productionメンバーの汗と涙は、これからもインドの地でたくさんの笑顔を創り出していくことでしょう。

学生が選んだ、ちょっと先行くセンパイの話

パネリストによるプレゼンテーション

トークセッションの様子

後半は、世界で、日本で、地域で活躍する方々の登場です。現在の活動について発表して頂き、より詳しい話を聞きたいパネリストを参加者が囲んでのトークセッションも行いました。
今回のイベントに先立ち、中国地方の高校生・大学生約200名にアンケートを取ったところ、最も関心が高かったテーマが「国連」でした。活動内容への興味はもちろん、国際協力を仕事にしたいと考えるユースにとっては憧れの職場でもあります。

広島県出身で、インターンを含め長年国連で活躍してきた荊尾遥さんは、平和教育を受けて育った子ども時代から、平和構築分野でのエキスパートになるまでの道のりを、たくさんの写真と合わせて話してくれました。

認定NPO法人 難民支援協会に勤務する田村美由紀さんは、青年海外協力隊員としてスリランカへ赴任した経験をはじめ、現在のポジションに至るまでのプロセスを話してくれました。また、日本国内の難民支援の現状や法制度の問題点など、私たちがほとんど知らない厳しい現実も分かりやすく解説してくれました。そして、身近なところからすぐに出来る協力活動についても具体的に教えてくれました。

ひろしまジン大学の創設者であり代表理事の平尾順平さんもまた、広島出身の「地元の先輩」です。大学を休学して世界を放浪したこと、国際交流・協力に関わる仕事に就きながら、外から広島を見つめて故郷に戻ったこと、そして広島すべてをキャンパスにしたジン大学を立ち上げるまで、まさに「Think globally, Act locally」を体現したライフヒストリーに、参加者は熱心に耳を傾けていました。

参加者からは「学生団体のプレゼンを聞ける場はなかなかないので、すごく刺激を受けた」「いろんな方面の人の話を聞くことができた」「色々な大学、社会人の方がいて楽しかった」「気軽に質問できる機会があって良かった」といった感想がよせられました。

JICA中国はこれからも、世界と地域、学生と社会人など、異なるモノやヒトを結びつけ、1+1が10にも100にもなるイベントをつくっていきます!