【JICAだより】タンザニアから現地レポートをお届けします

2016年7月13日

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25年度1次隊 タンザニア コンピュータ技術
青年海外協力隊
大田遥さん(広島県庄原市)
2015年5月10日(日)中国新聞SELECT掲載
※中国新聞社の許諾を得ています

図書館蔵書 管理手助け

現地スタッフに蔵書管理システムを教える大田さん(左)

タンザニア国立中央図書館の蔵書をデジタル化するためのシステム導入に取り組んでいる。蔵書の検索や貸し出しなどを、図書カードなどを使ったアナログな手法から転換し、システム上で管理できるようにするのが狙い。図書館創立50周年の記念式典が行われた昨年4月、ビラル副大統領にお披露目し、今は運用支援に力を入れている。

最大都市ダルエスサラームの中心部に位置する中央図書館は、独立前の新聞や本などの希少資料も多く、システム導入が長年の課題だった。その導入支援を始めたのは図書館に赴任した2013年8月から。図書館ソフトを導入し10月から蔵書登録をスタートさせた。当初、パソコンを使い仕事をしている人は総務部門や一部の司書のみ。指導は予想以上に大変だった。
日本では何かを初めて使うときは操作マニュアルや説明書を参考にすることが多いが、同僚たちはマニュアルを読むことがとても苦手。パソコンの基本操作やシステムの使い方を職員に教えるという作業に長い時間を費やした。
イラスト付きの短い文章でマニュアルを作った。しかし、「ハルカ、来て!」とあちらこちらから名前を呼ばれる。結局は、マンツーマンでじっくり教え、繰り返して操作し覚えてもらうことがベストだと気付いた。彼らに合ったやり方を定着させることが重要だ。任期は6月末まで。このシステムを、彼ら自身で継続させていける体制作り進めていきたい。