【JICAだより】セネガルから現地レポートをお届けします

2016年7月28日

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26年度4次隊 セネガル 卓球
青年海外協力隊 
多久和奨大さん(島根県益田市)
2016年6月19日(日)中国新聞SELECT掲載

※中国新聞社の許諾を得ています

卓球指導 目指すは五輪

手作りの台を使って卓球を楽しむ子供たち。卓球というスポーツがなかったため最初は戸惑いも

フランス語、ウォロフ語、セレール語など沢山の言語が飛び交うセネガルの首都ダカールで2015年8月からナショナルチームのコーチとして高校生世代を指導している。

赴任当時、国内で卓球用具を購入することができないため、ナショナルチームであっても海外から寄付された用具を使っており、折れたラケットやサンダルで卓球をしていた。まず私は、用具調達が必要だと考え、日本の卓球メーカーや卓球経験のある方々から用具の提供を頼んだ。80キロにも及ぶ卓球用具がことし1月に到着。セネガルでも卓球のユニフォームやシューズを着用し、折れていないラケットで卓球ができるようになった。

活動は首都だけでなく、地方にも及ぶ。私一人で地方に卓球台を運ぶことはできないため、ベニヤ板などを机の上に載せて卓球台を作り、卓球がどのようなスポーツであるかを広めている。

メインの活動であるナショナルチームでは、現在週6日練習をしている。学校が遅くまであり、毎日練習に参加できる選手は少ないが、毎回必ず来る選手が1人いる。彼の目標は、2020年東京五輪への出場である。指導を始めた当初はチームの中でも強くない選手であったが、現在は国内大会で優勝できるまで力を付けた。6月からは2ヶ月間セネガル代表として中国で練習することに決まっている。残りの任期、彼が目標達成できるよう指導に力を注ぎたい。