【JICAだより】ラオスから現地レポートをお届けします

2016年10月2日

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26年度3次隊 ラオス 日本語教師
青年海外協力隊 
藤井友紀さん(山口県周南市)
2015年9月27日(日)中国新聞SELECT掲載
※中国新聞社の許諾を得ています

日本語学科 新設後押し

端午の節句について学び、新聞紙でかぶとを作った第2外国語選択の学生たち

「今、一番行きたい国」と欧米諸国と言われながら「アジアの最貧国」の一つでもあるラオス。そう聞くと飢えに苦しみ、一日の生活にも苦労するようなイメージをもってしまいがちだが、ラオスは豊かだ。ラオス南部のカイソンポンビハーンという町で日本語教師をしている私が接するラオスの人たちは、いつも笑顔にあふれている。

ラオス人の朝は早い。6時頃から托鉢(たくはつ)が始まり仏教の行事がある日には街中にお経を読む声が響き渡る。私は国立のサバナケット大学へ7時から9時の間に出勤する。通勤ラッシュは8時頃。一斉にラッシュになり主要道路はバイクと車でごったがえす。一日の終わりも早い。4時頃から家路につき、夕方は軒先で家族や友人と涼み食事を共にし、早々と眠りにつく。

私が休日に目にする光景も豊かさを実感させる。道端にマンゴーやココナツがなり隣人同士で分け合う。雨期にはあたり一面が田んぼに変わり収穫の時を待つ。見知らぬ外国人の私に、警戒することなく優しい笑顔で「サバイディー」と手を合わせてくれる。

サバナケット大では第2外国語で日本語を選択した5クラス計140人と、夜間の社会人向け1クラス20人程度を担当している。今後、言語学部内に日本語学科を新設し、学科運営の手助けをするのも私の使命だ。今は日本語を学びたいという潜在的な需要を掘り起こすべく、役所や日系企業などに働きかけをしたいと思っている。