【JICAだより】モンゴルから現地レポートをお届けします

2016年10月4日

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25年度4次隊 モンゴル バレーボール
青年海外協力隊 
河村 亮さん(山口県周南市)
2015年11月8日(日)中国新聞SELECT掲載
※中国新聞社の許諾を得ています

バレーを教育の一環に

練習後、腹筋トレーニングをする子どもたち。左に立っているのは河村さん

「今、自分がしたいこととは何だろうか」そんなことを考えていた広島経済大1年の冬、初めての海外旅行としてラオスに1人で行き、日本にはない海外の魅力に引き込まれた。物がない中で人々は工夫し、助け合って生きている様子に心を打たれた。「もっと世界を知りたい」と3年の時に休学を決意。現在はモンゴルで子どもたちにバレーボールを教えている。

赴任地のトゥブ県ゾーンモド市は、首都ウランバートルから車で1時間ほど。周囲は小高い丘に囲まれた小規模な街で、朝は目覚まし時計ではなく動物たちの鳴き声で起こされることもしばしば。これまで1年半、市内の学校やスポーツセンターを会場に、現地スタッフとともに小中高生たちを相手にバレーボール指導を重ねてきた。

バレーボールを含めたモンゴルのスポーツ指導に、教育という観点をもっと入れたいと思っている。大会前になるとやる気になるが、終わると練習しなくなったり、子どもにボールを渡して指導者はどこかへ行ってしまったり。大会での勝利に対する執着心はあるが、スポーツを別の視点でも見てほしいと感じた。

勝利のために厳しい練習に耐える。仲間のために尽くす。規律を守り、皆で一つの目標を果たす。私はそれらができたら褒めてあげたい。チームワークのほか、誰にでも親切にでき、家族を大切にする大人に育ってほしい。スポーツは教育の一環として理解してもらえるよう、今後も努めたい。