【JICAだより】インドから現地レポートをお届けします

2016年11月8日

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26年度1次隊 インド 日本語教育
青年海外協力隊 
庄原 裕美さん(鳥取県米子市)
2016年2月28日(日)中国新聞SELECT掲載
※中国新聞社の承諾を得ています

日本語指導で懸け橋に

箸の使い方を学ぶ子どもたち

「おはようございます、先生!」。私の一日は、子どもたちの元気な日本語のあいさつで始まる。首都ニューデリーから東のディルシャッド・ガーデンにある、私立アルワチンインターナショナルスクール。1年生から日本語を学ぶ小中高一貫校が私の活動先である。

「はい先生!」。授業では、私が質問する前からもう挙手。インドの子どもはとにかくパワフル。いつでも気後れせず意見を述べる。作文に「毎日、両親とお寺へ行きます」と書いたのは高校生。信心深く、家族を大切にする風土を強く感じた。 また、現地の同僚教師が「日本はきれいで安全。日本人は勤勉で丁寧」といつも日本を褒めてくれるので、あらためて母国のよさも認識している。

日本語は小学1年から選択科目としてあり、1200人の全校児童生徒のうち、180人近くが学ぶ。貧困や環境汚染など、多くの課題も目の当たりにするが、学校の子どもたちの笑顔や、インドの人のフレンドリーで世話好きな一面に触れると、やはりこの国は魅力的だと思う。

鳥取県立米子西高(米子市)の英語教員から2014年7月、現職教員参加制度を利用し、着任した。任期はこの3月中旬まで。帰国後、日本の生徒たちにインドを知って、インド人に負けないコミュニケーション能力を身に付けてもらいたい。また、インドも抱える世界的課題に目を向けてもらいたいと考えている。