【JICAだより】モザンビークから現地レポートをお届けします

2016年11月8日

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26年度1次隊 モザンビーク 数学教育
青年海外協力隊 
舟木 耕太さん(広島県三原市)
2016年3月13日(日)中国新聞SELECT掲載
※中国新聞社の承諾を得ています

学習意欲の向上を実感

教室で生徒たちと記念撮影。担当の数学では、楽しい授業を目指した

アフリカ南東部に位置するモザンビーク。2014年7月からガザ州の州都シャイシャイの中等教育学校(日本の中学と高校に相当)で数学を教えている。教具を手作りし楽しい授業を目指した。学ぶ過程をもっと大切にしようと、間違った解法も大事な意見として扱うようにした。集団づくりに重要と考え、学級活動にも力を入れた。

モザンビークでの活動成果の多くは、今すぐ目に見えるものではないが、積極的に質問を繰り返す生徒の生き生きとした表情や変化を見た時は、大きなやりがいを感じた。

この2年近くの活動は順風満帆ではなかった。欠席や遅刻も多い生徒に対し学ぶ意欲を持たせようとしたが、各家庭の事情などもあり、その指導の困難さにも直面した。また、集団で学ぶ大切さを訴えようとしても、学力重視の傾向があり、教育現場で自分の同僚に協力を働きかけるのでさえ簡単ではなかった。

それでも、目の前の誰かのために何かがしたいと必死になる日々の中、自分とも向き合ってきた。自分が成長したことには確信が持てる。誰かの役に立とうとするのは、自分の成長にもつながるのだと実感した。

教員の身分を保ったまま参加できる現職教員特別参加制度を活用した。任期は3月末まで。帰国後は再び、広島県内で教師として日本の生徒の成長に携わる。生徒が国内外に関係なく、たくさんの誰かの役に立ちたいと思えるきっかけを作りたい。