【イベント報告】御薗宇小学校でのとんど・餅つき大会に研修員が参加

2017年2月24日

はじめて見るとんどを背に、研修員全員で記念撮影

2017年1月28日(土)、JICA中国の近くにある東広島市立御薗宇小学校で、地域住民が参加する「とんど※・餅つき大会」が開催されました。JICAからはアフガニスタン、エクアドル、キューバ、コートジボワール、ジブチ、チリ、ニカラグア、パラグアイ、ブラジル、ブルキナファソ、パナマ、ベナン、ペルー、マダガスカル、南アフリカ、メキシコの計16か国24名の研修員が参加し、この時期ならではの日本の行事を楽しみました。

※「とんど」とは、1月の小正月の頃に行われるお焚き上げの行事。竹などで組んだやぐらに門松やしめ縄、書初めなどを置いて火をつけて燃やします。

初めてのとんどに緊張

点火用の火を手に、緊張気味のグレスベさん

中南米の研修員も楽しそう!

この日は天気にも恵まれ、青空にとんどがとても映える日でした。
初めて見るとんどや多くの人が集まっている様子に研修員は興味津々です。「とんどって何でできているの?」「たくさん人がいるけど、地域の人も集まっているの?」と、興奮気味に次々と質問が飛んできました。
とんどへの点火式には、ベナン出身のグレスベさんが研修員代表として参加しました。トーチに油をつけ、火をもらうまではワクワクとした様子のグレスベさんでしたが、いざ火がつくと緊張でガチガチに。写真を撮るため「こっちを向いて!」と呼びかけられても、火を見たままぎこちないスマイルしかできないほどに、こわごわとした様子でした。とんどは点火と同時に勢い良く燃え上がりました。天高く舞い上がった書初めを発見した児童も研修員も、大いに盛り上がりました。

お国を紹介するよ!

研修員を呼びにきた児童

Pata Pataを歌い、合いの手の合図を入れるタレントさん

とんどへの点火の後、研修員は各教室に分かれて児童との交流を楽しみました。
5年生の教室では、南アフリカ出身のタレントさんが、Pata Pata(パタパタ)という歌を歌いはじめました。南アフリカの言葉の1つであるコサ語で歌われており、現地ではとても有名な曲です。タレントさんが主旋律を歌い、児童に「パタパタ!」と合いの手を入れてもらいます。耳に残る、心地よいリズムは覚えやすく、子どもたちはすぐに覚えて大きな声で合いの手を入れていました。歌に続いて、南アフリカの国について紹介をしました。南アフリカは別名、the Rainbow Nation(虹の国)と呼ばれています。肌の色が違う様々な人種が存在する国であることを表現しているとの説明に、子どもたちが一斉に、「へぇ〜!!」と、大変感心していました。歌が好きだという児童からの「もう一度パタパタをやりたい!」というリクエストに応え、最後にみんなで手拍子を打ちながら、ノリノリでパタパタを楽しみました。

餅つき、餅焼き、ぜんざい…こちらも初めてだらけ!

マダガスカル出身のニリナさんも餅つきに挑戦!

ぜんざいにもチャレンジ

「よいしょ〜!」の掛け声に後押しされながら、研修員全員が餅つきを体験しました。出来上がった餅をとんどの残り火で焼く際には、焦がしてしまう研修員が多発。じっくりと落ち着いてきれいに焼き上げることができたアフガニスタンの研修員は美味しそうに餅を頬張りました。甘いぜんざいは研修員の間では賛否両論でした。アフリカ圏の研修員は日本の緑茶が気に入り、みんなでまったりとおいしくいただきました。

地域の伝統と人々に触れる

児童と笑顔でお別れ。きっとまた会いましょう!

とんどや餅つきを通して見えた日本の地域の姿に、多くの研修員が感銘を受けたようでした。アフガニスタン出身の研修員は、「家族や地域の方々が集まるとてもいいきっかけだね。」と、地域のつながりについてコメント。また、教育関係の仕事をしているジブチやマダガスカルの研修員は、「とても興味深い文化。教育を通じて、子どもたちに伝統を伝えることの大切さを感じた。」と、自身の業務に直結する学びを得たようでした。研修員には初めての経験だらけの一日となり、日本の伝統や人々を体感できた貴重な一日となりました。
御薗宇小学校の皆さん、地域の皆さん、ご協力ありがとうございました。