【学校訪問レポート】府中市立栗生小学校 [広島県]

2017年3月22日

日本語で挨拶する研修員

2月20日(月)に開発途上国から来広中のJICA研修員11名が府中市立栗生小学校を訪ねました。中小企業振興政策を学びに来日した研修員の出身国は中南米。アルゼンチン、エクアドル、キューバ、チリ、ニカラグア、パナマ、パラグアイ、ブラジル、ペルー、メキシコと様々な国から広島に来ています。

研修員一同が学校に到着すると、全児童が参加する歓迎セレモニーが行われました。このセレモニーでは校長先生や児童代表の挨拶はすべて英語。この日のために準備してくれていたようです。お返しに研修員からは日本語での自己紹介。児童から「すご〜い!」と歓声があがり、研修員も満足した様子でした。

クラス交流

歓迎セレモニーの後は研修員は分かれて教室へ移動し、クラス毎の交流です。

パナマの民族衣装を紹介する研修員

【3年生の教室】
パナマ出身の研修員が白いドレスを着た人形を児童に見せていました。「これはパナマの民族衣装のパジェーラと言います。お祭りやパーティーでの踊りの衣装です。」と説明し、人形を紹介しました。女の子からの「きれい!」「こんなかわいい衣装見たことない!」という言葉に研修員もうれしそうな表情を浮かべていました。

スペイン語の挨拶を紹介

【6年生の教室】
メキシコとペルー出身の研修員が、スペイン語の挨拶を教えていました。
「『こんにちは』は、スペイン語で『オラ』、『ありがとう』は、『グラシアス』、『さようなら』は『アディオス』あるいは『チャオ』とも言います。」と話すと、「え〜!『さようなら』は2つも言い方があるんだ。」と児童はびっくりしていました。
児童は覚えたてのスペイン語の挨拶を繰り返し、「オラ!」、「グラシアス」、「チャオ!」、「アディオス」といった言葉で教室が大盛り上がりでした。

子ども達にリズム遊びを指導している研修員

【5年生の教室】
ドタンバタンという大きな音が聞こえてきます。中を覗いてみると、アルゼンチンの研修員と児童がチャレンジしていたのは「リズム遊び」です。手を叩いたり、机を叩いたりしてリズムをとり、ハミングも同時に行うというもの。研修員も児童も一緒になって真剣に取り組んでいました。
子どもが簡単に覚えられて真似できる遊びで、アルゼンチンでもよくやる遊びとのこと。「こんな楽しい体験したことない!」と嬉しそうに話す児童もいました。



子どもたちから教えてもらったこと

子どもに手を引かれながら福笑いをする研修員

楽しそうに書道を体験する研修員

研修員は児童から日本の文化や遊びも紹介してもらいました。目隠しをする福笑いや書道。給食の時間にはお箸を使って児童と一緒に昼食を取りました。
研修員にとってはすべてが新しく、興味深い体験です。笑顔で優しく教えてくれる児童とともにそれぞれの体験が強く心に残ったようです。研修員は終始笑顔で児童との交流を楽しんでいました。


学校から帰る際にも研修員は興奮冷めやらぬ様子で感動した出来事を話していました。
「自分の国のことをたくさん教えるつもりで来たけれど、子ども達からたくさんの事を教えてもらった。」
「教育の現場を見て、教育の大切さを実感したし、今の日本や日本人があるのも当然だと思った。」
といったコメントも挙がっていました。彼らにとっては日本滞在中のハイライトとなる一日になったようです。研修員との出会いが児童にとっても何らかの感動や思いにつながることを願っています。