【イベント報告】「島根から始まるセカイとのつながり方」を島根県松江市で開催

2017年3月30日

第三部で女子トークを盛り上げた4名

2017年3月4日、世界の国々や国際協力を市民の皆さんに身近に感じて頂こうと「島根から始まるセカイとのつながり方」を島根県松江市のしいの実シアターで開催しました。市街地から少し離れた緑豊かな山の中にあり、木のぬくもりが感じられる劇場でのイベントは、天候にも恵まれ、来場者は温かな日差しの下で世界の国旗マグネットを作ったり、フェアトレードのお茶を飲んだり、青年海外協力隊の活動写真を見たりしながら開演を待ちました。

たかまつななさん×青年海外協力隊「私たち、カメルーンに行ってきました!」

カメルーンの思い出を語るたかまつさんと野村さん

第一部では、「なんとかしなきゃ!プロジェクト」メンバーであり、お嬢様芸人でもある、たかまつななさんを迎え、「私たち、カメルーンに行ってきました!」のトークセッションを行いました。青年海外協力隊としてカメルーンに派遣された野村華子さんと二人で、カメルーンの国、人、食べ物など、二人の目に映ったカメルーンの姿が紹介されました。

たかまつななさんは、これまでアフリカのマダガスカルとカメルーンを訪れ、そこで見た国際協力の現場について積極的に情報を発信しています。野村さんは小学校教諭としてカメルーンに派遣され、現地の先生と一緒に図工・音楽・体育の指導をしました。偶然にも、野村さんの派遣中にたかまつさんがカメルーンを訪れていたということもあってか、ざっくばらんな2人の話に、笑いの絶えない1時間となりました。「見たことがない景色を見たり、会ったことがない人に出会ったりすることで、自分の世界が広がるし、帰国後もそれを日本に還元することができるのが協力隊だと思う」と振り返ってくれた野村さん。カメルーンでネリカ米の栽培を行う田んぼや病院を訪れたという、たかまつさんも「国際協力やボランティアと聞くととても大変なことを想像していたけれど、必ずしもそうではないことを知った。(青年海外協力隊やシニアボランティアなどに)機会があれば、絶対参加したほうがいい」と力強く語っていました。

途上国、行ってみたらホントはこんなトコだった!?

司会の天津さん

協力隊時代は記憶の中で今も色濃く

第二部では、島根県出身の歴代青年海外協力隊によるクイズ「途上国、行ってみたらホントはこんなトコだった!?」を行いました。今回クイズを準備してくれたのは、赤坂さん(ホンジュラス派遣)、石飛さん(バングラデシュ派遣)、中畑さん(トンガ派遣)、梅原さん(セネガル派遣)の4名。司会進行も青年海外協力隊OBの天津さん(ブルキナファソ派遣)。

4名には、「協力隊に参加したきっかけは?」「派遣国を漢字1字で表すと?」「2年間でいちばん苦しかったこと・嬉しかったことは?」などの途上国や協力隊に関するクイズを回答してもらいながら、当時のエピソードを語ってもらいました。最後に出題された、「協力隊経験は、あなたにとってどんなものですか?」に対する答えは、「変化」「かけがえのない経験」「自己理解」「『多くの人たちとの出会い』=『人という財産』」と様々。この4名は、派遣されていた地域や職種はもちろん、派遣された年も1989年から2013年までと幅広く、一言で「青年海外協力隊」と言っても、現地での活動や生活、そこで感じることは本当に人それぞれで、1人ずつにストーリーがあることを感じさせてくれました。

島根へのIターンを選んだ青年海外協力隊〜しまねのいいところ、教えて!

島根ライフ、楽しんでます!

実は、青年海外協力隊として開発途上国で2年を過ごした後、島根へのIターンを選ぶ人が増えていることを知っていますか?

第三部では、島根に住む青年海外協力隊OB3名(梅原さん、中上さん、吉井さん)に加え、「ローカルジャーナリスト」として、島根に関する著作も多く、熱心に島根の情報発信をしている田中輝美さんをコーディネーターに迎え、「なぜ帰国後の道に島根を選んだのか」「島根に暮らしてどんなことを感じるのか」「島根の魅力はどんなところなのか」などについて語ってもらいました。

人口の少ない町に住む3名だったこともあり、小さなコミュニティーならではの驚きやとまどいを感じる話も聞くことができました。3名がそれらを決してネガティブには捉えず、それも面白みだと感じているのは、途上国での経験を持つ協力隊OBだからこそではないでしょうか。「島根だからこそできることがたくさんある」と3名ともが語ってくれたことは、島根に住む来場者にとって嬉しいことだったと思います。島根県外から移住してきた3人の目を通して、島根の良さを再認識することができました。

当日は、小学生から大人まで幅広い年齢層の約60名の方にご来場いただきました。ステージと客席が近かったこともあり、和やかな雰囲気に包まれた3時間。このイベントをきっかけに、世界を元気にするために島根からたくさんの青年海外協力隊が出発していること、そこで多くの経験をした隊員たちが帰国後も島根に可能性を感じ、島根を元気にするために様々な分野で活躍中であることをもっと広く知っていただけたらと思います。