日本理解プログラム(地域振興)-邑南町の地域振興政策

2018年8月9日

A級グルメの町、島根県邑智郡邑南町へ!

仏一原浄水場にて記念写真

島根県邑智郡邑南町は山がたくさんあり、水が豊かな、農業を基幹産業とする、人口約11,000人の町です。雇用創出、U・Iターン者の増加等のために、行政と町民の連携により、様々な地域振興の取り組みを行なっています。
8月4日(土)JICA中国に滞在中の研修員、12カ国14名が邑南町を訪問し、「邑南町田舎ツーリズム推進研究会」(事務局:(一社)コミュニティパートナーズ)」様のアレンジにより、邑南町の地域振興政策の説明を受けるとともに、「道の駅瑞穂」「瑞穂ハンザケ自然館」「香木の森公園」等の地域振興の現場を見学しました。

産直市 みずほ

いざ、QRコードへ!

ローカル食材での農家の人との角寿司作り

邑南町と言えば、邑南町内で生産された多彩な種類と良質な素材の邑南野菜です。田所公民館付近の「道の駅みずほ」にて、QRをかざすと生産者さんの情報が出てくる野菜たちに、研修員は皆、驚きを隠せない様子でした。そして見学後は、地元の有機野菜生産農家の女性グループの3名の方々からの指導のもと「角寿司作り」を体験しました。言葉は通じなくとも、ジェスチャーでやりとりをしながら楽しそうに作っている姿が印象的でした。作った角寿司とともにローカル食材満載の美味しい昼食を地元の皆さんと一緒にいただきました。

「オオサンショウウオ」研修員に大人気!

国の特別天然記念物オオサンショウウオの繁殖見学

昼食の後は、「瑞穂ハンザケ自然館」にてオオサンショウウオの繁殖見学を行いました。スリランカからの研修員のウダヤンガニさんが「日本ではこのような貴重な動物はどのように保護しているのか。」さらにフィリピンからの研修員エリーさんも「よく見たら前足は指が4本、後ろ足は5本。なぜですか。」と積極的に質問をしていました。研修員の願いが最後には届いたのか、なかなか巣穴から出てきてくれなかったオオサンショウウオの「幸子ちゃん」(28歳)が帰り際に顔をのぞかしてくれました。研修員達も大興奮でした。

香木の森公園

浄水場の見学

自然放牧酪農牛のミルクアイスを堪能

続いて「仏一原浄水場」を職員の方に案内して頂き、「急速ろ過器」や「自動水質測定器」など一つ一つの説明に丁寧に耳を傾けていました。その後は、帰路の前に「香木の森公園」を訪れ、自然放牧酪農をされているカフェ「ミューイ」にて、無為自然の、ありのままの「ミルクアイスクリーム」をみんなで美味しく頂きました。そして大自然を感じながら、バスは邑南町を出発、帰路につきました。

今回の体験を母国での業務のヒントに!

今回の参加者は「都市上水道維持管理」及び「海上保安政策」の研修員で、母国の行政にはかかわっていますが、地域振興を専門としてはいません。しかしながら、日本において、地方、特に中山間地の高齢化、過疎化が進んでいるように、各研修員の母国においても、若者が都市や周辺の国に出稼ぎに出てしまう傾向はあります。加えて、都市圏以外においては、道路、水道等の社会インフラの整備が進んでいない場合も多く、状況は各国それぞれではあるものの、国内の地域間格差は多くの国が抱える課題です。中国地方の中山間地の地域振興政策の現場を実体験することで、各参加研修員が、帰国後の業務に新たなヒントを得られればと考え、今回のプログラムを企画しました。今回の体験は何らかの形で、研修員の母国に伝わって行くものと考えています。