【施設訪問レポート】岡山県立岡山一宮高等学校-わたしたちが考えたSDGs課題解決!-

2018年12月15日(土)、岡山県立岡山一宮高等学校の国際分野に関心のある1、2年生の生徒40名が、JICA中国に来て下さいました。真剣にワークショップに取り組んでくれた素敵なみなさんの施設訪問の様子をご紹介します。

2019年1月9日

世界の問題、難民の気持ちになって考えると…

岡山一宮高校のみなさん

はじめに、それぞれのグループにひとつずつ世界各国からやってきた民芸品や、生活雑貨を渡し「これは何に使うんだろう?」「これって何から出来てるんだろう?」と想像し、発表してもらう「世界の民芸品知ったかぶり」。
見た目だけでは用途が分からないものばかりですが、「これは私の○○です…」と、あたかも知っている物のように発表しました。日本では見たことのない民芸品に、みなさん興味津々でした。「えー!!」など驚きの声も。

生徒の緊張がとけたところで、世界の問題について考える時間です。きれいな水にアクセス出来ない、学校に行けない、環境問題、内戦・紛争など、日本にいる私たちも含め、開発途上国や世界の課題について考えました。
今回、大きなテーマとして取り上げたのが「難民」についてです。
「もし難民の人たちが隣の家に住むとしたら、受け入れられますか?」
この質問に、生徒はグループで意見を交わしながら考えました。
「普段の生活であまり関わらないんだったら大丈夫かな。よく分からないから恐い気持ちもある」「困っているなら、助けたい」。自分たちの素直な今の気持ちを言葉にしました。
最後に、「自分がもし難民だったら?」と問いかけ、ある人が他国に逃げることになった背景を追いながら、難民の立場になって考えました。1分間に24人が難民になっていると言われる現在、この問題は決して日本から遠い話ではありません。自分以外の誰かの意見を聞き、自分の考えを言葉にする、答えはYES/NOの2極だけではなく、自分の答えを見つけるまでの議論のプロセスこそが、難民問題について考えを深める大事な時間になるのかもしれません。
午前の最後は青年海外協力隊の体験談。中米にあるベリーズで体育隊員として活動した経験者の話を聞きました。国際分野に関心のある皆さんは、真剣な表情で体験談に耳を傾けていました。

SDGsの課題をイノベーティブに解決!

カードゲームを通じてSDGsを考えました

午後のワークショップのテーマは「SDGs(持続可能な開発のための目標)」。SDGsは、2015年9月の国連サミットで採択され、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17の目標です。
はじめの質問は、「世界は持続可能だと思いますか?」。では日本は?自分たちの住む街は?そして自分自身は?ひとつひとつの質問に、生徒はYES/NOの2箇所にわかれていきます。そこで、ある生徒が言いました。
「自分たちの努力次第では持続可能にも、不可能にもなるんじゃないかな」。
では、自分たちはどう行動するだろう?そこからワークショップの時間が始まりました。
最初にSDGsの概要を学び、その後は、楽しみながら学べる「SDGsババ抜き」*1を行いました。SDGsの目標に沿った指示に従って、ババ抜きの手法を通して学んでいきます。その後は何枚かの写真をもとに、私たちと繋がる世界の問題について考えていきました。私たちの生活を豊かにしているもの、もしかするとその裏側には犠牲になっている人がいるかもしれない。世界の問題と「わたし」を繋げ、その問題から取り組むべきSDGsの目標について話し合いました。
最後は、金沢工業大学SDGs推進センターが作成した「SDGs Action Card game〝X“」*2を体験しました。SDGsの目標が達成されれば、世界はより豊かに、様々な問題が解決されるでしょう。しかし、そこから新しい問題も生まれてしまうのでは?そんな発想から、「イノベーション」をキーワードに、SDGsの目標達成後の未来までを見据え、より新しい手段で新たな課題を解決していく、そんなゲームです。生徒からは面白いアイディアがたくさん提案されました。
SDGsと聞くと、なんだか難しい理論から入ってしまうことがありますが、この目標は、私たちひとりひとりが達成させていくもの。だからこそ、まずは楽しく学ぶことが大切なのかもしれません。生徒のみなさんは、この時間を心から楽しんでくれたようでした。
最後は、世界の衣装・楽器を体験し、集合写真。
最初から最後まで、真剣に、そして楽しんで取り組んで下さった、岡山一宮高校のみなさん、JICA中国にお越し下さり、ありがとうございました。

JICA中国では、お申込み団体のご希望に応じてプログラムを作成しています。
ぜひJICA中国に来て、世界を身近に感じてください!