【イベント報告】2018年度 クッキング交流会

2019年2月21日

¡Buenos días! (おはようございます!)

馴染みのある野菜から見慣れない食材までズラリ

 2月2日(土)、ひろしま国際プラザ(東広島市)で、クッキング交流会を開催しました。JICAの女性起業家支援の研修で来日している研修員5名が日本人参加者15名にお国の料理を紹介してくれる「食の交流会」です。彼らはコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラスと全員が中央アメリカ出身。メニューは当日まで公表されないため、トマトにレモン、パクチーにセロリと色鮮やかな食材が準備されているのを目の当たりにした参加者からは「どんな料理を教えてもらえるか楽しみです。」とワクワクしたコメントが寄せられました。

 こちらの4品が今回のメニューです。
◆チフリッホ(コスタリカ)
◆ピコ・デ・ガジョ(コスタリカ)
◆とうもろこしのトルティーヤ(ニカラグア)
◆オルチャータ(ホンジュラス)

さぁ、完成が楽しみです!

楽しいクッキングタイム

ピコ・デ・ガジョの作り方を実演するリカルドさん(コスタリカ)

マリッツァさん(ニカラグア)の指導の下、トルティーヤ作りが進みます

 チームコスタリカが紹介する「チフリッホ」はコスタリカの料理店発祥の人気メニュー。フリホーレス豆をにんにくや玉ねぎとしっかり煮込みました。そのスープが絶品!参加者は味見も楽しみながら調理しました。また、「ピコ・デ・ガジョ」というサルサ(ソース)作りでは、参加者それぞれが好きな配合で作れるように、コスタリカのリカルドさんが実演してくれました。
 「とうもろこしのトルティーヤ」を紹介するマリッツァさんは「日本人のみなさんにニカラグアの伝統的なトルティーヤをぜひ食べてもらいたい。」と生地を練る手にも力が入ります。ニカラグアのトルティーヤは他国よりも厚みがあるのが特徴で、1枚1枚丁寧にホットプレートで焼きました。時には、チーズを練りこみ味のバリエーションも用意。手作りならではの工夫を楽しみました。
 料理も終盤に差し掛かり、それまで他国のメンバーを手伝ってくれていたホンジュラスのマリアさんが満を持して「オルチャータ」を紹介してくれました。米粉を使った甘いドリンクで、今回の交流会では「デザート」の位置付けです。レモンとシナモンを一緒に混ぜ、いい香りが広がりました。

チチャロンに見た、ビジネスチャンス!?

豚の皮を油でしっかり揚げるとこんなに膨れます

 さて、今回のメニューに欠かせない食材、それは「チチャロン」です。チチャロンは豚の皮を油で揚げたもので、中南米では当たり前のように食べられている食品だそう。日本人には馴染みのないものですが、サクサクッとした触感が癖になるおつまみと言えば伝わるでしょうか。試食をした参加者からは「おいしい!」「やみつきになる!」「止まらない!」と大好評。「ビールに合うんですよ。」と満面の笑みで教えてくれたのはリカルドさん。「日本にない食材がこんなに人気なら…。」と研修員同士目配せし、「日本で新しくチチャロンビジネスを始めるチャンス!」と意気込み、参加者の笑いを誘いました。

国は違えど、中央アメリカフルコース!

カテリーナさん(コスタリカ)に教えてもらい、それぞれチフリッホを盛りつけます

 食欲をそそる香りが部屋いっぱいになりました。いよいよ待ちに待った食事の時間です。コスタリカの「チフリッホ」は日本の「丼ぶり」のような盛り付けをするようで、カテリーナさんがその順番を指示してくれました。にんにく・セロリと一緒に炊いたご飯に、フリホーレス豆の煮込みを乗せ、アボカドやピコ・デ・ガジョをかけたら最後にチチャロンを添えて完成です。
 また、ニカラグアのトルティーヤも、ピコ・デ・ガジョを挟んだり、サワークリームやチチャロンを乗せたりして食べます。陸続きの国同士、食文化も似ているのでコラボレーションをしても違和感なく食べることができました。
 参加者の「おいしい!」に研修員にも安堵と喜びの表情が見られました。

お国紹介と食文化交流

コスタリカの大自然を紹介するエウレニアさん

完成!チフリッホ(左上)チチャロン(中央皿左)トルティーヤ(中央皿右)オルチャータ(右上)

 食後には3ヶ国からお国紹介をしてもらいました。料理だけでなく、国旗の意味や伝統文化なども知ることができ、充実した時間となりました。また、研修員から日本人参加者への質問タイムでは「日本料理をひとつ紹介して!」との要望に「広島風お好み焼き」が挙がると、「その発祥は?」と掘り下げた質問が。「第二次世界大戦後の広島で、食料がない中工夫を凝らされ発展した。」との説明に、研修員は関心を寄せながら聞いていました。「広島の代表的な料理を知ることができて良かった。」と満足そう。
 料理を通して国際交流。お腹も気持ちも満たされたその先には自国の文化を見つめ直し、お互いの文化を尊重しあえるきっかけがあったようです。ご参加いただいた皆さん,ありがとうございました。