【実施報告】「SDGsってなに?-2030年の山陰を語ろう-」

2019年2月22日

【画像】実施日:2019年2月9日(土)
会 場:松江テルサ(島根県松江市)
参加者:150名(部分参加含む)

【内容】
・山陰地方×SDGs -団体ブース出展とスタンプラリー-
・お笑い×SDGs -黒ラブ教授によるSDGs科学トークライブ-
・自分ゴト× SDGs -学生によるSDGsババ抜き-
・地元ゴト× SDGs -山陰で活躍する3名によるパネルディスカッション-

SDGsを楽しく知って、身近に感じよう

ブース出展コーナーの様子

黒ラブ教授

 最近耳にする「持続可能な社会」や「SDGs」について、楽しみながら知り、地域の問題としてとらえ、自分に何ができるかを考えてみよう、というイベントを、島根県松江市で開催しました。
 イベントはブース出展からスタート。島根、鳥取を中心に活動を展開する15団体が参加されました。それぞれのブースの団体名には活動内容に関連するSDGsの目標のアイコンがつけられ、地域での様々な取り組みが、実はSDGs達成に大きく貢献していることを感じることができました。
 地域医療に従事する企業や開発途上国の支援と交流を行う学生団体、フェアトレードショップなど、様々なテーマに取り組む団体が、来場者へ活動を紹介され、高校生からは食品ロス、衣類のリユース、地域における外国人サポートといった現代的な課題に関する調査研究の結果について、ポスター発表もありました。

 午後からは吉本興業に所属するお笑い芸人にして大学の先生でもある黒ラブ教授による、SDGsお笑いライブが開催されました。応用生物学修士で工学学士、東京大学大学院客員研究員という肩書も持つ黒ラブ教授の話に、来場者の笑い声は途切れることなく、最先端科学のエピソードにはしばしば感嘆の声が上がるほど。また、非売品のよしもとオリジナルSDGsグッズがもらえるクイズ大会では、途上国の現状からジェンダーの問題、英国王室とSDGsとの関係など、意外な事実が次々と飛び出し、会場の熱気は増すばかりでした。そして、最後にプチトマトを使った科学実験も披露して下さり、理系の人も文系の人も、大人も若者も楽しみながらSDGsを理解できた、あっという間の1時間となりました。

世界に課されたSDGsを自分事にするために

ババ抜きでSDGsを理解

パネルディスカッション

 後半は、島根大学の学生が進行役となって「SDGsババ抜き」を行いました。学生から大人まで、幅広い年齢層と多様な専門分野の方が同じグループとなり、SDGsと日常生活が関連付けられたカードを用いてババ抜きをしていきました。ときには身体全体を使ってSDGsの目標を表現するカードもあり、最初は恥ずかしそうだった社会人の方も、SDGsを理解する、という共通の目的を持った来場者同士の和やかな雰囲気の中で、次第に緊張も解け、ジェスチャーも笑顔も大きくなっていきました。参加者からは「少し難しくとらえていたSDGsをババ抜きで楽しく身近に考えることができた」といった声が上がっていました。

 プログラムの最後はパネルディスカッション。出雲市で多文化共生の活動を行う堀西雅亮さんの本職は、実はお寺のご住職。地域の外国人をサポートする活動にも、そして仏教の教えにもSDGsの概念と共通するものがある、と話してくれました。
 島根県津和野町で教育魅力化統括コーディネーターとして活躍されている中村純二さんは、青年海外協力隊員としてマダガスカルに派遣された経験があります。そのときの経験が現在にどう活かせているか、異文化理解に必要なことはなにか、など、会場からたくさんの質問があがりました。
 鳥取県で知育玩具の開発・販売を行うイッポラボ合同会社の代表社員、田中大一さんも、かつては開発途上国支援を行っていたご経験があり、そこから教育の重要性を痛感し、現在に至ったと言います。「自分の事業に何が足りないか、どんな課題があるかを、SDGsという指標を使うことで分析することができる」と、SDGsと事業の関連性を具体的に紹介してくれました。  
 来場者からは「ブース出展で意識の高い方々と交流することができ、とても有意義だった」、「芸人さんのトークで退屈することなくSDGsを理解することができた」、「パネリストの話から、『ジブンゴト』としてSDGsや地域のことを考えることができた」などのコメントが寄せられました。
 JICA中国はこれからも、海外での長い活動経験を活かしながら、地域の皆さんとともにSDGs達成に向けて頑張っていきます。