【学校訪問レポート】広島県立広島商業高等学校[広島県]

2019年3月15日

Hola, HIROSHO!

慰霊碑の前で、真剣な面持ちで話を聞く研修員

 2月13日(水)に、「ビジネスを通じた女性のエンパワメント」コースの研修員12名が、広島県立広島商業高等学校を訪れました。エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、ドミニカ共和国、ニカラグア、パナマ、ホンジュラスの中米地域7か国から集まった研修員が、どんな一日になるのかという期待とドキドキが入り混じった表情で学校に到着しました。
 校長先生に挨拶をした後は、校内に建立されている原爆の犠牲となった職員生徒の慰霊碑や、被爆建物として保存されている旧本館の正面玄関を見学し、当時の被害などについて説明を受けました。1か月ほど前に平和記念公園を訪れていた研修員たちですが、実際の市民の生活における原爆の影響を知る大変貴重な機会をいただきました。

すごいぞ、日本の商業高校

広商デパートの取り組みを説明する生徒と、広商デパートアンバサダーの広デパンダ

そろばんとテキストのプレゼントをもらって嬉しそうな、ドミニカ共和国のロレーナさん

 校舎内に戻り、案内された先に待っていたのは広商デパートのアンバサダー、「広(ひろ)デパンダ」。広商デパートとは、生徒が仕入れ、販売などを行う「(模擬)株式会社広商デパート」のことで、広デパンダはそのマスコットキャラクターです。広デパンダに癒された研修員を前に、生徒が流暢な英語で広商デパートの取り組みについて説明してくれました。商業高校ならではの興味深い取り組みに、「売り上げ金は何に使っているの?」「お得意さんはどんな層の方々?」など、次々と研修員から質問が挙がりました。
 ひとしきり広デパンダとの撮影会を楽しんだ後は珠算部の皆さんによるフラッシュ暗算体験教室です。フラッシュ暗算とは、画面に次々と現れる数字を暗算で計算していくことです。まずは手始めに、5秒の間に1桁の数字5つ。若干ざわつきましたが…一応みんなクリアしました。徐々に秒数が短くなり、数字が出る数や桁も増えていきました。2桁になるとほとんどの研修員が諦める中、ドミニカ共和国のロレーナさんが、なんと2桁10口4秒(珠算の言い方で、4秒間に2桁の数字が10個出る)までクリア!しかし3桁となるとロレーナさんもお手上げとなり、そこからは珠算部の皆さんの独壇場でした。3桁15口3.5秒の計算には、どよめきに続いて大歓声が沸き上がりました。珠算部の皆さん、あっぱれです!

世界にオンリーワンの扇子づくり

「亜努」の文字を書ききった、パナマのアッドさん

 続いて案内されたのは書道教室。机には書道の道具の他に、研修員の名前や国名に漢字をあてたものが用意されており、「これはどういう意味?」など研修員は興味津々。基本の筆使いを一通り練習した後、研修員1人1人に白紙の扇子が渡されました。扇子に好きな漢字を書き、お土産に持ち帰らせていただけるということで、研修員のテンションは上がりました!果敢にも難しい漢字で自分の名前を書いたのはパナマのアッドさん。
名前や国名の漢字は長くて複雑なものが多かったからか、その他の研修員は事前に用意されていた漢字表から好きなものを選んで書いていました。思わぬお土産をいただけて皆とても嬉しそうでした。

私たちの国はこんなところです!

男子生徒とともにメレンゲダンスを披露するドミニカ共和国のマイレニーさん

完成したパズルと一緒にポーズ。グアテマラのシェイラさんも嬉しそう

 生徒達との学食交流を終えた午後からは、研修員からの発表の時間です。それぞれの国を象徴する写真を使って、お国紹介をしました。「これはイゾテというエルサルバドルの国花です。エルサルバドルでは、これは食用でもあります。」との紹介に生徒はびっくり!ドミニカ共和国のマイレニーさんは男子生徒をパートナーに、メレンゲというダンスを披露しました。恥ずかしそうにする男子生徒をよそに、マイレニーさんや他の研修員はノリノリ!クラスメイトから大きな拍手があがりました。
 研修員からの提案で実施することとなったのは、パズルゲーム。お国を象徴するものや場所の写真をパズルにした、パズル競争ゲーム。7カ国分のパズルセットを7グループに分かれた生徒たちに配り、よーい、ドンで始めました!しかし、今回はパズルを完成させて終わりではありません。出来上がった写真がどこの国のものかを当てるまでが勝負!「何これ?」「国は分かるのにパズルが完成しない!」など、賑やかな声があがり始めました。研修員は自分の国のパズルに取り組んでいるグループのそばに付き、ヒントを与えたり手伝ったりしました。完成したグループは研修員とハイタッチしたり、パズルも含めて記念撮影をしたりして満足そうでした。

体験も交流も、盛りだくさんだった1日

 「いやぁ、楽しかった!」「いろんな体験できたね~」帰りのバスで次々と感想を述べあう研修員たち。3日後には帰国の予定だったため、実質最後の外出日でしたが、県立広島商業高校のみなさまとの時間を、心から楽しむことができたようでした。
 県立広島商業高校のみなさま、温かいおもてなしとたくさんの体験、本当にありがとうございました!