山口県立大津緑洋高等学校の生徒さんが職場体験に来ました!

2019年6月14日

ガーナの民族衣装を着た久保田さん

 6月5日、6日の2日間、山口県立大津緑洋高等学校2年生の久保田珠礼さんが、JICA中国で職場体験活動を行ないました。この活動は、学校の中だけでは学ぶことのできない体験を通じて、勤労観や職業観を育むことを目的に、毎年実施しているのだそうです。
 今回は、JICA中国のあるひろしま国際プラザの建物管理委託先であり、広島県側の施設の指定管理者である公益財団法人ひろしま国際センターにもご協力頂き、館内の様々な業務を体験しました。
 実際の体験を通して、久保田さんの目に「働く」とは、「国際協力」とは、どのように映ったでしょうか。感想を聞いてみました。

職場体験を終えての感想は?

情報センター・図書室での業務体験

JICA研修員へインタビューもしました

 今回の職場体験で、国際支援への理解を深めることができる充実した2日間を過ごすことができました。
 印象に残っている事として、教育を行き届くようにするといった一つの課題の解決に対しても、ただ学校を増やしたり教員を増やしたりするだけでなく、上下水道の整備などの様々な分野からの支援も必要になると知り、国際支援の難しさを改めて感じました。そして、JICA職員の方々も支援先での実体験を交えてお話して下さり、とても面白かったです。
 また、地元の宇部市でもインドネシアの飲料水確保の国際支援が行われていると知って驚きました。ほかにもどんな市民参加型の国際支援があるのか調べてみようと思います。
 今回の職場体験を通じて、国際支援への理解不足を自覚したと共に、その興味関心も高まりました。この経験を今後の進路選択等に活かしたいと思います。貴重な体験をさせて頂いたJICA中国の皆様、ありがとうございました。

将来は国際協力の仕事に就きたい、とJICAを職場体験先に選んでくれた久保田さん。2日間ではありますが、この体験が彼女の進路に役立つ時間となることを願っています。

2日間のプログラム

ワークショップで「支援」について考える

■6月5日(水)■
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○オリエンテーション
○JICAについて
○JICA中国の役割について
○館内見学
○JICA草の根技術協力事業について(ワークショップ)
○フロント業務体験
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■6月6日(木)■
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○概論「開発教育とは?SDGsとは?」
○情報センター・図書館業務体験
○JICA研修事業について
○JICA研修員へのインタビュー
○JICAプラザ、民族衣装の整理
○ふりかえり、まとめ
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