2019年8月8日
8月6日、広島平和記念公園での「原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式」に「都市上水道維持管理(給・配水)(B)」コース、「海上保安政策プログラム」コース、「紛争影響国における国家建設」コース等、計20名の研修員が参列しました。
式典は午前8時開式ですが、交通渋滞の可能性や受付に要する時間を考え、当日は午前5時30分にJICA中国ロビーに集合、広島市内に向けバスで出発しました。
予定よりも若干早く、午前6時20分頃に中区加古町の中島小学校の付近にバスは到着。ここから会場までは徒歩約10分です。台風が九州に上陸しており、空には黒い雲が広がっていましたが、開会式の1時間半前にもかかわらず、会場には既に多くの参列者が集まっていて、ボランティアの子供達が参列者に献花の花を手渡していました。
午前8時の開式時には雨が降り始めましたが、研修員が座る外国人席には屋根があり、各研修員は同時通訳のレシーバーに静かに耳を傾けます。8時15分には、鐘の音とともに黙祷を捧げました。
広島市長の「平和宣言」、放鳩、こども代表の「平和への誓い」、内閣総理大臣あいさつ、広島県知事あいさつと式は進み、最後は「ひろしま平和への歌」を合唱しました。
南スーダンからの研修員ピーターさんは「現在の広島の復興した姿に、改めてとても感銘を受けた。この様な平和を祈念する式典が広島で行われることに深い意義を感じる。」と感想を述べてくれました。
また、フィリピンからの研修員ロデルさんは、「とても感慨深い式典。特に参列者が皆、静かに秩序立って、哀悼の意を表し、平和を願う姿が印象的だった。」と振り返りました。
式典に参列した研修員一人ひとりが、平和への思いを新たにする一日となりました。