【研修員の休日】広島が誇る宮島で市民と交流

2019年9月2日

滞在中のJICA研修員が世界遺産である宮島を訪問して日本文化への理解を深め、通訳ガイドボランティアの市民と交流してもらう、「宮島ツアー」を、7月13日(土)に実施しました。今回参加したのは17カ国21名の研修員です。研修員は5グループに分かれ、通訳ガイドボランティアの方々の案内のもと、厳島神社の参拝と宮島島内での自由時間を楽しみました。

はじめての宮島!

鳥居をバックに記念撮影。鹿がいない今のうちにパシャリ!

しとしとと降る雨の中、フェリーに乗って宮島に到着しました。さっそく通訳ガイドボランティアの皆さんと一緒に宮島ツアーの開始です。世界遺産となったことを記念して建てられた記念碑や石鳥居など、ガイドさんの説明を聞きながら厳島神社までの道中を歩いていきます。大鳥居が見える御笠浜ではグループごとに記念撮影をしました。宮島までのバスの中で、島内の鹿に注意するようよくよく案内をしましたが、案の定、鹿たちにロック・オンされて逃げ惑う研修員たち!手に持っているコンビニの袋や鞄の隙間を狙って次々と寄ってきます。
雨のため傘が手放せませんでしたが、立派な大鳥居と鹿たちの歓迎を受け、研修員は写真をたくさん撮って思い出に残していました。

私の運勢は?

おみくじの内容を、通訳ガイドボランティアに説明してもらう研修員

厳島神社に入ると、管絃祭の準備のためか、祓殿の中には御鳳輩(みこし)や弓、矢などが飾られていました。本殿では、ガイドさんに教わりながら参拝をする研修員の姿も見られました。一方、授与所の前では研修員とガイドが頭を突き合わせて、何やらのぞき込んでいます。研修員がおみくじを引いたようで、書いてあるお言葉の意味を教えてもらっていました。「待ち人は来るみたいだよ。」とのガイドの言葉に、カンボジアのリンダさんがニヤリ。何か思い当たる節があったのでしょうか。他の研修員も興味深そうに説明を聞いていました。

また晴れた日に

雨は残念でしたが、宮島を満喫!

厳島神社を出てからは自由行動の時間です。水族館にペンギンを見に行くグループもあれば、自由にお買い物を楽しむグループも。弥山を目指す研修員は皆、雨をものともせず、意気揚々とロープウェーもみじ谷駅へと向かっていきました。弥山を登り切ったその先は雨雲によって真っ白で何も見えなかったとか!でも獅子岩駅の休憩所で持ち寄ったお弁当を食べてのんびり過ごしました。
宮島桟橋に集合した研修員は満足した様子ではありましたが、やはり雨が残念だったようです。「雨でめいっぱいは楽しめなかったから、また晴れた時に来てみたい!」と話してくれました。
通訳ガイドボランティアの皆さま、研修員を1日サポート頂きありがとうございました。