広島県立広島中学校の生徒さんが職場体験に来ました!

2019年10月10日

ひろしま国際プラザロビーにて

10月8日から10日の3日間、広島県立広島中学校3年生の升川菜摘さん、山崎麻菜美さん、松本健斗さんが、JICA中国で職場体験活動を行ないました。この職場体験活動は、「勤労の意義や働く人々の様々な思いやマナー等の必要性について理解し、認識を深める」ことを目的として、毎年中学3年生を対象に実施しているそうです。実際に職場体験をしてみた感想を、彼らにきいてみました。

職場体験を終えた感想

JICAプラザで、民族衣装試着!

フロント業務を学びました!

メキシコからの研修員との交流。メキシコのお祭りなど現地の文化について教えてもらいました。

研修員と記念撮影

 私は今回の職場体験を通して、様々なことを学ばせていただきました。普段は触れることのできない外国の文化を知る機会も多く、とても貴重な経験となりました。
 特に、メキシコの研修生の方との交流では、現地の文化のことを、英語で交流することができました。明るい方で、楽しく話すことができました。英語で会話するのは難しかったですが、私がこれから英語を勉強する上での課題を発見することができました。今回の経験を生かして英語力を高めていきたいと思います。交流の時間以外でも、今まで仕事をしたことがある国の話を皆さんからたくさん聞くことができました。行ってみないと分からない食文化の話や、大変だった事などを聞くことができ、とても楽しかったです。周りの人に感謝された時にやりがいを感じると仰っている方が多く、とても素敵な職業だなと思いました。私も皆さんのように海外で働いてみたいと強く感じました。
 また、働いていくうえで、人間関係、相互協力が大切だという事を学びました。この3日間で、資料の整理や、PR映像の作成などをさせていただきましたが、JICAの皆さんがいつも支えてくださいました。初めてすることばかりでしたが、わかりやすく仕事を教えてくださり、職場にもすぐに慣れることができました。海外で働くときも、現地の方と助け合っていかなければならないと分かりました。将来働くうえでも、これからの学校生活でも、今回学んだことを大切にしていきたいと思います。
 短い間でしたが、この他にも沢山のことを学ぶことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。私たちの質問に分かりやすく面白く答えてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。私はいつか海外で働きたいと思っています。今回JICAで学んだことを生かして、外国の言語、文化を積極的に学んでいこうと思いました。お忙しい中協力して下さったJICAの皆様、本当にありがとうございました。
(記:広島県立広島中学校第三学年 升川菜摘)


 私は、今回の職場体験で貴重な体験をたくさんさせていただきました。
 まず、研修員の方と交流したり、宿泊施設を見せていただいたりして、研修員受け入れ事業や、JICAボランティア事業などを詳しく知ることができました。初日のブリーフィングで初めて中小企業・SDGsビジネス支援事業という事業を知り、もっと世界で行われている事業を知りたいと思いました。特に広島大学で学ばれているメキシコの方と交流させていただくことができたことはとても貴重な体験でした。メキシコのお祭りや気候、有名なものをたくさん教えて頂きました。
 さらに、この3日間JICAの皆さんと仕事をさせていただく合間に、名前も聞いたことがないような国のお話や、JICAでしか聞くことができないようなお話を聞かせていただくことができたことがとても印象に残っています。皆さんがしてくださったお話はそれぞれの国の文化や生活などの、とても興味深いものばかりで、話してくださった方々にとても感謝しています。ほとんどの方が「いろんな国に行ってみて」とアドバイスしてくださったので、海外の興味のある国に行ってみたいなと思いました。
 この3日間、働くことについてや仕事について、自分の進路や、やってみたいことについて考えることができたことは、かけがえのない貴重な経験になりました。危険のある国にも行かれて働かれていることを知り、漠然と働くとはこういうことなのかなと思いました。
 私たちのために貴重な時間を割いて、お世話をしてくださって本当にありがとうございます。ここで貴重な経験をさせていただいたことを忘れず、これからの授業や日常生活に生かしていきたいと思います。
(記:広島県立広島中学校第三学年 山崎麻菜美)


 私はこの3日間JICA中国で職場体験活動をさせていただきました。短い期間でしたがとても素敵な体験をたくさんさせていただきました。
 緊張や不安の多い中行った1日目のブリーフィングでは「人間関係」と「コミュニケーション」の重要性を教えていただきました。途上国にとって支援する側の日本が不安を与えてはいけないし、適切なコミュニケーションを交わさないと現地の方々との手続きもうまくいきません。学校でもつながることが多いのかなと思いました。
 2日目は施設訪問の見学とレストランラコルトのPR映像作成をしました。施設訪問見学では分かりやすく世界の問題を伝えるための工夫を感じることができました。またPR映像作成では「どうすれば良さが伝わるか」や「どんな情報を入れるべきか」などお客様のことを考えました。
 最終日には研修員との交流をさせていただきました。英語を使っての活動で難しく、伝えたいこともどういえばいいかわからないこともありましたが、これからの英語の学習へのモチベーションにいい刺激になりました。
 この3日間の活動で一番印象に残っていることは、各体験で担当していただいた方の姿やお話です。研修業務課の方に「どうせ人のために働くなら世界で一番困っている人のために働きたい。」と言われたときは視野が広がったように感じました。それぞれ違う理由で、違う課でJICAに勤めているけど同じ国際協力を目的で企業を越えて、国を越えて働く姿はとてもかっこよく見えました。
 3日間という短い期間でしたが、私はこのJICAでの職場体験活動は、これからの進路について考えを深める大きなきっかけになったと思っています。将来、「なりたい自分」に近づくためにも、「あたりまえのこと」大切にし、一日一日を無駄にすることなく、学んだことを学校生活に生かしていきたいと思います。
 JICA中国の皆様、お忙しい中たくさんの貴重な体験をさせていただき、また素敵な話を聞かせてくださり本当にありがとうございました。
(記:広島県立広島中学校第三学年 松本健斗)



3日間のプログラム

10月8日(火)
09:30~10:15 ブリーフィング
10:15~11:00 館内案内&ブリーフィング
11:00-12:30 食堂前展示の撤収、資料整理
12:30~13:30 昼食
13:30~16:00 「世界わくわくプロジェクト」整理
16:00~16:20 ふりかえり、明日の予定の確認

10月9日(水)
10:00-11:50頃:施設訪問見学
12:00-12:30:PR映像作成
12:00~13:00 昼食
13:30-15:00:PR映像作成
15:00-16:00:施設訪問片付け、民族衣装試着
16:00~16:20 ふりかえり、明日の予定の確認

10月10日(木)
09:30~10:30 フロント業務手伝い
10:30~11:30 情報センター・図書室手伝い
11:30~12:00 研修員と交流
12:30~13:30 昼食
13:30~14:30 感想文作成
14:30~15:30 感想文のHPへの掲載
15:30~16:00 まとめ
16:00~16:20 ふりかえり