【実施報告】たくさんの方にお越しいただきありがとうございました!~4/23(土)中国地方協力隊フェスティバル2022~

4月23日土曜日に、「中国地方協力隊フェスティバル2022」を実施しました。このイベントは、中国地方にゆかりのある元JICA海外協力隊員達を中心に「国際協力について見て、聞いて、貢献できる」をテーマにしたフェスティバルで、 コロナ禍でも国際協力を楽しく体験していただきたいという気持ちで開催しました。当日は約300名の方々にご来場いただきました。各コーナーごとに当日の様子を紹介します。

2022年5月10日

★メインステージ

総勢12名の元JICA海外協力隊員による講演を、朝から夕方まで5プログラムに分けて実施いたしました。子ども向けに開発途上国の生活の様子を楽しく知ることができる内容から、これから協力隊を目指す方向けのものまで、幅広いテーマで行いました。参加者の方々には興味深そうに頷きながら話を聞かれる姿や、積極的に質問をする姿が見受けられ、開発途上国や国際協力、協力隊について講話を通して知っていただく機会になりました。

★ブース出展

【画像】開発途上国の課題解決に向けて取り組まれる12の団体による展示や販売を行っていただきました。
どの団体のスペースもそれぞれの雰囲気があり、ブースごとに違う国を覗き見しているような気分になりました。来場者の方々と出展者が楽しそうに話している姿が印象的でした。展示内容や販売商品を通じて開発途上国を見て、触れて、体験できる場となりました。

★パスポート型スタンプラリー

【画像】コロナ対策の為の連絡先の提出と検温をした来場者に、パスポートを配り、会場を回ってもらうためにスタンプラリーを実施しました。30ヵ国に派遣された50名以上の元協力隊員や、JICAの研修員、他JICAスタッフにそれぞれの国の現地語で挨拶し、挨拶すると、国旗シールがもらえ、それをパスポートに貼って10枚でガチャガチャを1回、20枚で2回回せるようにしました。積極的に協力隊員や研修員に声をかけ、その後熱心に国名や現地語の挨拶をメモされている方が多く、たくさんの人とコミュニケーションをとることができました。
ガチャガチャの中には、アフリカ布柄の缶バッジや世界地図などの景品が入っており、早速身に付けている来場者もいらっしゃいました。

★パネル展、写真展

会場のエントランス付近に4種類の展示を行いました。
・派遣中隊員からの写真展
現在中国地方から出発した隊員たちから現地での活動や生活の様子が伝わる写真を提供してもらいました。派遣中隊員のご家族にも直接写真を見ていただけました。
・協力隊Before&After展
元協力隊員たちによる派遣前、派遣中、派遣後の様子をスライドにして紹介してもらうもので、15名の隊員達から提供していただきました。中には、海外から提供してくださった方もおり、色んな隊員たちの協力隊経験前後の歩みを見ることができました。
・SDGs×JICA海外協力隊 パネル展
中国地方にゆかりのある元協力隊員の派遣中や帰国後の活動をSDGsの視点から紹介したものです。16名の隊員と中国5県の国際協力推進員にインタビューをして作成しました。
・草の根技術協力×元協力隊 パネル展
帰国後、協力隊経験をどのように生かしてきたかを読みやすく展示。特に、JICAの草の根技術協力事業で関わりのある団体に所属する元協力隊員に焦点を当てて紹介しました。

★民族衣装・楽器体験コーナー

開発途上国の民族衣装や楽器を身に付けたり、実際に演奏したりして体験ができるコーナーを実施しました。民族衣装は、これまでの協力隊員やJICA研修員から譲り受けたものも含まれています。
珍しい楽器の音が聞こえ、色鮮やかな衣装を身にまとった方々で会場は賑わっていました。コロナ禍でこれまでのようには海外渡航が簡単にできない中で音楽や民族衣装を通じた海外体験を来場者は楽しんでいました。

★エスニックレストラン ラコルト

【画像】新型コロナウイルスの感染拡大により長らく休業しておりましたが、約1年半ぶりに2022年4月からレストランが営業再開しました。通常時から、様々な国のエスニック料理を提供していますが、イベント当日はメインステージの講演者やブース出展者の元協力隊員の派遣地域に合わせたメニューで提供しました。
また、各テーブルには色んな国の食卓にまつわるクイズがあり、食事をしながらも新たな学びのある空間でした。
たくさんの方々が訪れ、「美味しかったね!」と笑顔でレストランを後にされる方々がいらっしゃいました。

JICA中国として協力隊フェスティバルを開催するのは初の試みでしたが、当日足を運んでくださった来場者の方々、展示や講演、ブース出展で協力いただいた元協力隊員の皆様のおかげで無事実施することができました。
この機会にぜひ、皆様に国際協力やJICAを身近に感じていただければ幸いです。